乳がんに関するニュース
北斗晶さんが乳がんによって全摘出手術を受けた...という
ニュースがあり日本国民に乳がんが身近なものであるということを
印象付けたのは記憶に新しいことです。
数字で乳がんを見てみると,
毎年約6万人が乳がんを発症し、そのうち約2万人以上が全摘出しています。
今では、女性に発生するがんとしては最も多い病気となり
12人に1人の割合で一生涯のうちに罹患します。
国立がん研究センター「2015年のがん統計予測」で
乳がんの予測罹患数を89,400人と公表していますが,
潜在的にもっている方を含めるとまだまだ増えると予想されています。
世界的に乳がんによっての死亡率は減少傾向にありますが
日本では罹患率・死亡率ともに増え続けています。
乳がんで亡くなる女性の人数は、2014年で13,240人までのぼり
なんと1990年の約2.3倍にも増えているのが現状です。
日本人女性の乳がん死亡率が高い理由
その要因のひとつとして、日本の乳がん検診の受診率の低さが指摘されています。
日本の乳がん検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で
最低レベルとなっており、乳がん検診受診率:欧米70~85%に対し
日本は2010年12.1% 2013年43.4%と年々向上しているものの
欧米諸国に比べるとかなり低いことがわかります。
乳がんで命を落とさないようにするためには
早期に発見し適切な治療を行うことが第一と考えられています。
治療を始める時期が遅くなれば遅くなるほど
手遅れになり乳がんで命を失う可能性が高くなり
早期で発見するためには1か月に1回の自己検診と
1~2年に1回のマンモグラフィなどによる画像診断を含めた検診が大切です。
マンモグラフィー検診とは
乳房専用のX線撮影装置で視触診では発見できない小さいものでも発見できます。
例えば、米国では81.1%の女性がマンモグラフィー検診を受診しているのに対して
日本では23.8%にとどまっています。
マンモグラフィー検診という言葉を
聞いたことがないという方も多いのではないのでしょうか?
乳がんにかかったことのある家族がいるなど
リスク要因のある方は20〜30代から
その他の方は40代からマンモグラフィ検診を毎年受けましょう。
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