“狂乱の貴公子”こと桂小太郎は、普段はふざけたキャラですが、本当はめちゃくちゃ強かったということをご存知ですか?
攘夷戦争の際には、坂田銀時、高杉晋作、坂本辰馬の三人とともに“四天王”と言われた、ついた二つ名は“狂乱の貴公子”。
また、他にも“逃げの小太郎”、“攘夷志士の暁”の異名を持っています。
一般には、銀時や高杉よりは断然弱いと言われているのですが、実は、本気の桂は彼らに全く引け劣らないほど強かったのです。
そんな彼の壮絶な過去と、驚愕の強さについてまとめました。
[ad#wildones]桂小太郎の壮絶な過去
幼少期は貧しい家庭に生まれ、両親を病で亡くし、屋敷も没収され、お婆と二人で路頭に迷っていたそうです。
お婆から「たとえどんなに一騎当千の強者でも、たとえどんな巧みに兵を使える知恵者でも、将をとられれば戦は負ける。死ねば兵も国も守ることは叶わない。軍を率いる将として、最も大切な資質は、戦場で最も“臆病”であること。誰よりも怯え、誰よりも恐れ生き残ることが将の努め」だと学びました。
そうして、桂は幼くして桂家の当主となり、重責の中で臆病者の皮を纏いました。
しかし、孤独からは逃げられないと悟った桂は、仲間を守れるぐらい、誰よりも臆病で、誰よりも強い侍になることを誓い、夜な夜な素振りに励んだのでした。
お婆が死んでからは天涯孤独の身で、家族はいませんでした。
その後、彼の才覚が認められ名門塾「講武館」に特待生として入門します。
高杉とはこの講武館で知り合い、仲がいいわけではありませんでしたが、高杉と塾生の喧嘩の仲裁へ入ったり、なにかと気を使っていました。
その後、松陽に出会い、高杉とともに講武館を抜け、松陽の塾生となり、銀時や高杉らと学びに励んだのでした。(2ページ目へ)
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