こんにちは、ジュンヤです。
今回は新規事業立案や資金調達を行ってきた僕が、最近後輩と仕事をしているときによく聞かれる「新規事業立案におけるリサーチの方法」をシェアできればと思っています。
この記事では、主に公開されている1次データを調べて、加工し、2次データとして新規事業立案のために役立てることを想定して、その方法をお伝えしていきます。
リサーチをする技術が低い人は往々に、「ググレカス」と言われてしましますが、基本自己流でリサーチを行なっている人がほとんどです。
特に現代社会では、誰もが気軽に適当なニュースを掲載することができ、その情報の価値を自身で精査する必要があります。
調べ方のスキルが既にある/ない場合だと、有益な情報にリーチできる速さが段違いに違うので、ぜひこの機会に新規事業のためのリサーチ技術を身につけてみてはいかがでしょうか。
目次
新規事業立案でリサーチする前に調べる目的を明確化しよう
ビジネスの場合、大抵時間的余裕がないことがほとんどです。与えられた時間の中で課題を解決するためには、何をどう調べる必要があるのかを知っておくことが大事です。
後輩と新企業立案の企画書を書いていて、感じたのが行き当たりばったりのネットサーフィンです。
ネットサーフィンでは、様々な事柄について適当に調べることはできますが、サーフィンをするのならいい波がどこで起きているのか知っておきたいですよね。
波のないところでサーフィンをしていても時間の無駄です。
気持ちよくサーフィンをするために以下4点に気をつけてリサーチをしてみましょう。
❶何をリサーチするのか
そもそも何をどこまでリサーチするかを特定しておく必要があります。
その理由は調べていく中で徐々に調べる対象範囲を広げがちになるからです。
あらかじめ押さえたい業界の基本情報は決まっているので、その上で、どこまで掘り下げて調べるかを決めましょう。
❷何をリサーチの解決とするのか
何を調べるかと関連して何をリサーチの解決とするのかもはっきりとさせておく必要があります。はっきりさせておかないと、これもリサーチの対象範囲をひらげすぎる原因になります。顧客や上司のどんなニーズに答えるのかを特定しておきましょう。
これはリサーチした内容をどう使うか、ということにもつながります。
❸いつまでにリサーチするのか
リサーチにはタイムリミットを決めておくことが大事です。時間をかければより深く調べることができますが、大抵ビジネス上のリサーチは余裕がない場合が保tんどです。
いつまでにどんなことを調べるのか逆算していくことが重要です。
❹どの程度のコストを許容するのか
情報は購入した方が精度が高い場合がほとんどです。近年では情報の購入という概念が薄れていますが、ここでいうコストは[取材活動(実際に足を使って情報を手に入れる),アンケート調査の可否(アンケートフォームを利用する),外注調査の可否(マーケティングリサーチ)]などが挙げられます。
予算が許される環境であるならば、鮮度の高い情報を手に入れる癖をつけておきましょう。
仮説を持ちながら新規事業案を構成し、リサーチをしよう
新規事業立ち上げにおいて最も大切なことが、「仮説を持っていること」です。
筋のいい仮説の出し方はまた次回ブログで書くとして、仮説を持つことはリサーチの際にも役に立ちます。
効率的にリサーチを進めるにはリサーチの回答の仮説を立てておくことです。
どんな業界なのか、どんな検証の要素が必要なのか、など作業の段階を踏むたびに自分で答えを考えながら作業を進めていきましょう。
次回から具体的なリサーチ技術についてシェアしていきます。
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