戦略的キャリアの積み上げ方:ロールモデルのないこれからの時代を生き抜くために

こんにちは、ジュンヤです。
今回は「20代から考える戦略的なキャリアの積み上げ方」をシェアして行こうと思います。

今の時代、

みんなと一緒に就職活動をしなくても良いし、就職したからといって出世を目指さなくても良い。

ゆたぽんのようにPV稼いで小学校にいくのを辞めてもい。

会社を窮屈に感じているのなら、会社を辞めてしまえばいい。

会社に属さずフリーランスとして活躍しても良い。

自由を手に入れるのはとても簡単な時代です。

ただそこで手に入るのは一時的な自由、刹那的な自由です。

多くの若者がフリーランサーに憧れ、世界のどこでも生きることができる、不労収入を手に入れることに躍起になっていることに危機感を覚えています。

この自由はいずれ立ちいかなくなることを知らないからです。

持続可能な自由を手に入れるにはやはり準備が必要です。

ではどんな準備をしたら戦略的にキャリアを積み上げることができると思いますか?

今回はキャリアという観点から積み上げ方をシェアしていきます。

どんなスタイル(会社員、起業家、フリーランサー、自営業)で仕事をするのかというのはそれぞれに向き不向きがあります。

なのでそれぞれのスタイルに合わせて応用ができるキャリア戦略をお伝えしていきます。

20代から始める戦略的キャリアの構築方法

自分は自由なんかいらない、安定した会社に入って、人並みな生活を送れればそれで十分、そんな風に考えている人もいるかもしれません。

24時間ガンガン働いてキャリアアップし、給与を増やすことが人生の成功だ」という物質主義的なキャリア観は崩壊しました。

もうそんな人生はあり得ないのです。

時代が変化するスピードが激しくなり、そのスピードについてこれなければ大企業といえど倒産する時代です。

個人にフォーカスをすると年金支給額はどんどん減っています。

定年が60歳から65歳に伸びても、大した違いはありません。

生きるために65歳から働くとしても、65歳になって見つかる仕事は時給仕事がほとんどです。

時給仕事の仕事内容はほとんどがハッピーでない仕事であることが現実です。

国や会社に頼らなくてもハッピーなライフスタイルを作っていくために20代のうちから戦略的に準備を始めることが重要です。

迷った時にいつでもこのブログを読み返していただくためにこの記事を常にアップデートしていきます。

なぜ僕らは戦略的にキャリアを積み上げる必要があるのか?

20代の僕らの父親の世代は1つの会社でのキャリアをまっすぐ昇れば、めでたく定年退職というゴールを迎えることができました。

僕らの父親の世代は「先輩のように働い血たら10年後には自分もこれくらいになって年収と役職はこんな感じか??」とモデルケースが近くに存在していました。

生涯年収をあげるには出来るだけいい企業に入社し、年功序列のエスカレーターに乗る必要性がありました。

今の時代は全くの逆です。

出来るだけいい企業に入社し、年功序列のエスカレーターに乗る必要性はありません。

終身雇用が崩壊したからです。

20代のビジネスパーソンが定年まで働くとすると40年~程度働く計算になります。

実は企業の平均寿命は統計により20年-25年と出ています。

60歳をすぎて働き続けることはもはや当たり前で、企業の寿命はどんどん短くなっている時代に1つの会社に自分の人生を支えてもらうことはもはや当てになりません。

また統計的に50-54歳をピークに年収は下がり続けています。

つまり年収が下がり続けることを前提にライフプランを20代から考える必要があるのです。

 

戦略的キャリアの積み上げ方:20代はコーポレートキャリアを磨く

結論を最初にシェアしておくと

「会社でのコーポレートキャリアを維持しながら、個人のスキルであるパーソナルキャリアを身につけていくこと」です。

戦略的キャリアの本質は「流動性の確保」です。

景気の先が見えない現代において、状況に応じて常に複数の方策を確保しておくことが戦略的キャリアの積み上げの根幹にあります。

その上でなぜ会社員として20代は働いた方がいいのかというと、日本に存在する大学の多くでは社会に出た時に必要な実用的なビジネススキルの習得は出来ないからです。

つまり企業に雇われて初めて、実力が出せるということです。

「雇われ型」の働き方は賛否両論ありますが、なんの実績も無い学生が奉授するのは個人的に素敵だなと感じています。

特にスキルのない人材を育てるのは大変です。そのリスクを会社が背負ってくれているという点は感謝した方がいいでしょう。

しかし、先ほども言った通り、その企業でしか通用しない「雇われ型」の仕事のほとんどは入社して幾年かすれば誰でもできる仕事になります。

確かに会社に所属してコーポレートキャリアだけを追求し、社内でのパフォーマンスをあげるために全精力を注いでいる方が短期的なリスクが小さいのは確かです。

長期的に見るとパーソナルキャリアを築かずコーポレートキャリアだけに専念するというのはハイリスクであるということはここまで読んでいただければわかると思います。

ではどのようにパーソナルキャリアを積み上げていけばいいのでしょうか。

「雇われ型」から「個」としてスキルを提供するという発想

ここで大事なのが所属している企業へ「個としてスキルを提供しているか」どうかという視点で物事を考えることです。

要するにフリーランサーとなってもその企業に力を貸して欲しいと思われる働き方が出来ているのか、フリーランサーとなっても所属している企業は自分に今と同じ賃金を払ってくれるのかです。

人は年収が高いと「自分にはそれだけの価値がある」と勘違いしてしまいます。

しかし年収とその人の実態価値がイコールというケースはまずありません。

多くの20代は自分の実態価値より高い年収を貰っています。

20代から30代までの若いうちは、企業はその人の実態価値で年収を計算せず、期待価値に対してお金を払います。

つまり20代のうちにすべきことは「自分の実態価値の向上」です。

すなわち「個」としてのスキル提供です。

自分にはどんな仕事が向いているのか、何ができるのか。

会社で働きながらスキルの向上を目指しましょう。

僕の周りには刹那的な自由を求めて、新卒で入社した大企業を2年で辞め、また会社員として働き始めている人が数多くいます。

当然彼らは「社外プレゼンの資料作成術」を高く見積もっていたため、第二新卒として働く際に、年収は新卒の時と全く変わりません。

お金を払ってでも働きたい企業で働く

就職・転職する際、年収が高い・生涯年収が高いなど「お金」を一番のモチベーションに勤めている方が多いと感じています。

年収が高い会社こそ良い会社であり、働くべき場所と勘違いしています。

「生涯勤めることができる可能性が低い」ため生涯年収という指標はあてになりませんし、日本で年収が高い企業の多くは年功序列制度の名残で若いうちから稼げるわけではありません。

ではどう言った軸で会社を選ぶべきなのでしょうか??

個人的に「会社選びは投資だと捉える」といいと思っています。自分の時間という資本を投下し、リターン(自分の実態価値の向上)を得るという考え方です。

給料ではなく、自分はその会社でどれだけの力をつけることができるのか?という基準で会社を選ぶことが就職・転職する際の法則です。

10年間はコーポレートキャリアに自分の時間を投資し、その間にパーソナルキャリアの種を見つけましょう。

戦略的キャリアの積み上げた方:具体例

実際に20代からコーポレートキャリアを掘り下げ、パーソナルキャリアを突き進んでいる方はTwitter界に数多く存在しています。

代表例は田端信太朗(@tabbata)さんではないでしょうか??

コーポレートキャリアに磨きをかけ、戦略的にキャリア構築を行い、今現在オンラインサロンを開き会社員の給与よりも多くのお金を稼ぎ出しています。

田端信太朗(@tabbata)さんのもつスキルはまさしく働く企業へ「個としてスキルを提供」し、コーポレートで得たノウハウを横展開しているのです。

現在パッと見華やかに見えるかもしれませんが、その裏には僕たちと同じようなサラリーマンとしての苦悩を多く抱えた結果ではないでしょうか。

そんな田端信太朗(@tabbata)さんは転職を相当数行なっています。

10年間はコーポレートキャリアに個人の時間を投資するというのは1つの会社に10年勤め上げるという意味ではありません。

転職エージェント5社以上に登録し、常に自分の市場価値を確認する

実際に転職を検討している人はもちろんのこと、当面転職をする気がない人でも登録しておくことをお勧めします。

転職エージェントへ登録しておくことは低リスク高リターンの投資だからです。

転職エージェントに投資するメリットは「今の自分の持つスキル・実態価値の棚卸し」ができることです。意外と社会人になると自分自身、何ができて何ができないのかがわかりません。

自身の持つスキルでは、どのレベルの企業からオファーが来るのかを知っておくのは損なことではありません。

また多くの転職エージェントは無料で会って相談に乗ってくれます。

転職エージェントの方と会うことで自分のキャリアを考えることは戦略的にキャリアを積み上げる第一歩になります。

転職エージェントは玉石混合で同じ会社でもいい担当者とクソな担当者がいるため、5つ登録して欲しいと考えています。

大手の転職エージェントから、専門分野に特化したエージェントなど異なる数種類のエージェントに登録することで自身のキャリアを多面的に見ることが可能です。

唯一のデメリットは各々のサイトで同じような履歴書のデータを入力する手間が生じるということぐらいです。

エージェントへの登録はお金がかからないため、低リスク高リターンな投資としてぜひ実行して欲しいなと思います。

戦略的キャリアの積み上げ方:パーソナルキャリアの構築方法

パーソナルキャリアとコーポレートキャリアとの決定的な違いは「定年がないこと」です。パーソナルキャリアは別名「副業」や「週末起業」とも言えます。

副収入を得ることを目的に活動をしてしまうと「時給的活動」になりがちです。

自分の時間の切り売りではなく、キャリアとして蓄積されることを行うのがパーソナルキャリアの基本です。

パーソナルキャリア構築の目的は「自分の付加価値の向上」です。

勘違いして欲しくないのはパーソナルキャリアの構築=起業ではないということです。

コーポレートキャリアを確保しつつ、パーソナルキャリアを磨いて、勤めている会社でのパフォーマンスを最大化する、会社が倒産しそうになった時/仕事がつまらなくなった時にはいつでも自力で脱出できるようにしておくことが目的です。

個人的にパーソナルキャリア構築でポイントだと感じてることは「興味を持ったらとりあえずやってみること」です。

いくつか試してみた結果、長続きしないことは淘汰されるからです。

ブロガーは参入障壁が低いため、多くの人が副業としてとりあえず参加してみますが、多くが長続きしないため淘汰されていくのです。

パーソナルキャリアは短期的に構築できない

すぐに成果を出したい、楽に儲けたい….と誰もが思うことですが、パーソナルキャリアは長期にわたってコツコツ蓄積しなければリターンが得られません。

パーソナルキャリアを構築するためには長期的投資が必要ということを認識した上で、どのように構築していくのか、3Stepでパーソナルキャリアを構築していくことをお勧めしています。

パーソナルキャリアを構築する3Step

パーソナルキャリアを構築するための1Step:自分の実態価値をあげるために自己投資を繰り返す

何もないところから付加価値は生まれません。まずは勉強することです。

時間とお金という自己資産を投資し、インプットをしましょう。

会社で仕事を通して、経験値を高め、自分の実態価値を高めるために「オンラインサロンに入会する」「プログラミングを学ぶ」「語学勉強をする」などまずはインプットです。

またすぐにお金に結びつかないような個人的趣味に投資するのもいいと思います。

パーソナルキャリアを構築するための2Step:アウトプットを繰り返す

インプットをひたすら繰り返しても、それは何の付加価値も生みません。インプットしたことはアウトプットをすることで初めて付加価値を生むのです。

例えばWebマーケティングを学んだら人の足りていないベンチャー企業に連絡をし、業務委託要員として週末働かせてもらうなど、インプットした内容を換金します。

個人的にブログで学んだ内容を発信するよりも実務に結びつけて成果を出してしまうことの方が楽だったので、転職エージェントの方と仲良くなっておき、週末に仕事をもらえそうなベンチャーをどんどん紹介してもらいましょう。

パーソナルキャリアを構築するための3Step:事業化

週末に継続して企業から仕事を打診されるようになれば、事業化を検討しましょう。

あなたの培ったノウハウをメソッド化しあなたが働いていなくてもお金を生み出せるようにするのです。

ポイントは事業化できたからといって会社をすぐにやめないことです。

コーポレートキャリアで収入を確保し、パーソナルキャリアからも金銭的なリターンを得ることは2つの収入源があり、安定している状態です。

安定した状態をキープしながら種を撒き続けるのです。

いくつもの種を撒き、それらがいくつもの段階を踏んで、複合的にパーソナルキャリを形成していく、これが理想形です。

 

20代のための戦略的キャリア構築:総論

20代はビジネスで必要な基礎を身につける時期です。

コーポレートキャリアを中心に据え、実績を作りましょう。自分がやった仕事で成果を出すことで自信をつけるのです。

会社で成果を出せないのに、個人で成功できるのはごく稀です。ごく稀な人たちがフューチャーされ、「自分もできるかもしれない!」と感じることはありますが、確率は低いのでコツコツと実績を積み重ねましょう。

またまずは効率を度外視して、大量のタスクをこなすことをしてみてください。多くのスキルは量を経験した先に突然わかるポイントが訪れます。

まずは量です。

僕自身30代に突入したらまたこの記事をアップデートしていこうと思います。

ちなみに僕の現在の年収はサラリーマン600万円、事業が1000万円です。

みんなで頑張ってこの時代のロールモデルを作っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です