ミャンマーの実態|最後のフロンティアと呼ばれるわけ

なぜミャンマーは最後のフロンティアと呼ばれているのだろうか??

それは識字率が圧倒的に高い事にある。

後進国と呼ばれる国々は基本識字率が低い。つまり国をあげて仕事をしていこうとしても仕事にならないのが現状にある。

ミャンマーの労働人口はベトナムと同じように若い代が膨らんでいるつぼ形の状態でここ10年は途切れる事もない。そしてインフラも整っていない事からこれからは携帯の回線や既存のビジネスとして存在しているものを日本から輸出してしまえばテンプレート形式で仕事ができるとあって日本の大手企業はこぞって参入を表明しているが日本企業よりも先に中国が莫大な経済力を備えてミャンマーにきている現実もある。つまり最後のフロンティアだからこそみなこぞって集まり弱肉強食の社会を形成していっているのだ。なにもない土地にすでにあるビジネスを持っていく、これほど簡単な事があるだろうか。

ミャンマーはつい最近首都がヤンゴンからネピドーへと切り替わった。ヤンゴンの土地の価格は現在東京と同程度、またはそれ以上に値上がりを見せている。しかし首都をネピドーへと切り替える事によりヤンゴンの地価は徐々に下がり続けていくだろうというのが大方の予想だ。ミャンマーはそもそも民主主義国家の名乗りを上げてからまだ時間が浅く10年も経っていないのが実情でありインフラも整っていない。新首都に切り替わったネピドーは大きな工場がいくつかあるだけでgoogle earthでも確認できるように森だらけだ。しかし10年後の経済成長を考えていく上でこの森の80%はなくなっていき首都としての機能を果たしていけるようになるだろう。それぐらいにアジアの新興国は成長スピードが圧倒的だ。マレーシアはいまから10年前には6人乗りのバイクやドアのないトラックが町中を走り回っていたがいま現在ではその姿を見る事は首都クアラルンプールではできない。

世界展開をビジネスでしていく上でミャンマーはアフリカ各国を抜いてビジネスをしにくい国ナンバーワンを獲得している。これはなぜかといえば政治が整っておらず賄賂などの悪しき習慣が残っていて電気もよく落ちるといった具合だがアジアに限れば日本とオーストラリアを除けば賄賂は有効なビジネスツールとなっている。つまり日本から出てビジネスをするのであれば賄賂も武器として捉える柔軟性が必要となる。