北海道北東部にある西興部村。
村にある建物はオレンジで統一されており、見る人は目を奪われます。
そんなちょっと変わった西興部村の“誰もが驚く”観光スポットを紹介します!
オレンジ一色の町並み!?
北海道北東部、オホーツクにある西興部村(にしおこっぺむら)には、他の村には無い、とてもユニークな特徴があります。
なんとこの村では、主な建物の壁がオレンジ一色に統一されているのです。
雪に包まれた世界に映えるほんわかとしたオレンジ色に、見る人々は心を奪われます。
そもそもなぜオレンジの建物ばかりなのでしょうか?
それは、村で制定された条例にあります。
西興部村では、1999年に「美しい村づくり条例」が制定されました。
その頃から、村ではシンボルカラーであるオレンジ色を基調として建物の整備がされました。
そのため、学校や役場などの公共施設は、基本的に壁はオレンジ色、屋根は緑色に統一されています。
また、一般の住宅は、建物の外観を“村のおすすめの色”にすると経費が一部補助されるという支援制度があるので驚きです。
ちなみに、“村のおすすめの色”というのは、「オレンジを基調とした、低彩度の色」「暖かみのある色」だそうです。
日本でも数少ない“ハンター育成場”!
西興部村では、初心者ハンターから、これから狩猟を始めようとしている方を対象にして、狩猟セミナーが開講されています。
数日間のカリキュラムの中で、エゾシカの生態や獲物の探し方、銃の扱い方法、狙点の科学、解体、料理方法など、総合的な狩猟技術が学べます。
参加費用は20,000円で、学生料金は10,000円になっています。
このようなハンター育成場は全国でも数少なく、若者から年配者まで多くが訪れています。
日本一の『氷のトンネル』!
西興部市街からわずか21kmにあるのが『氷のトンネル』です。
車で40分ほどの距離にあります。
ウエンシリ岳の麗に出来る『氷のトンネル』は、車で近くまでいけるという全国でもかなり珍しいスポットです。
『氷のトンネル』は、その名の通り、氷がつくった真っ白い巨大なトンネルで、真夏でも4度しかありません。
高さは3m前後、幅4.5mのトンネルで、積雪の多い年では、なんと500mに達することがあります。
夏の暑さから逃れるために訪れる人も多く、入り口から差し込む光はトンネル内を神秘の世界へと一変させます。
氷のトンネルの見頃は7月上旬から8月下旬までです。
残念ながら、平成13年の崩落以降、一般見学者の見学は禁止されています。
しかし、商工会青年部主催により、毎年7月の最終日曜日に一日限定で解放されているので、西興部村を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてください!
雪国にぼんやり光るオレンジの村。
訪れた人々は幻想的な風景に心奪われます。
北海道で“世界の若者を熱狂させる村”その名も西興部(にしおこっぺ)村にぜひ訪れてみてくださいね!