『俺ダイエットしてるから今日は腹八分目でおさえるわ〜』なんて体に気をつかいだしたサラリーマンがよくいいますよね。
しかし、この腹八分目まで食べてしまうのも体に良くないと最近言われ始めました。
満腹になるとこに幸せを感じる。
これは痛いほどよくわかります。
しかし、昔から、「腹八分に病なし腹十二分に医者足らず」と言うように、満腹が良いとは必ずしも言えないのです。
満腹が体に及ぼす悪影響をお知らせしようと思います。
満腹が身体に及ぼす悪影響!
消化器官が弱る!
満腹の後、「胃がスッキリしない・もたれる」「翌朝起きてもお腹がすかない」「普段より便通が悪い、便秘になる」なんて経験ありませんか?
実は、満腹になるまで食べてしまうと、それを消化する胃・小腸・大腸にまで負担がかかります。
夕飯が遅かったときや食べ過ぎた翌朝、胃がもたれていたり、お腹が空いてないことがあるとおもいます。
それは消化に時間がかかっているからで、その分負担も大きくなります。
また、消化器官だけでなく、臓器は自律神経が司っているものですので、無意識のうちに活動しています。
自分で特別に意識をしていなくても、食べものが体内に入ってくると、胃腸はもちろんのこと、肝臓、腎臓、血液、心臓など、体中の器官が活動します。
その間、体内は運動会のように慌しく活動していますが、それが意識的ではないがために、知らないうちに内臓を疲れさせてしまっているのです。
血流が悪くなる!
消化を促進するために血液が集中するので、肌付近を流れる血液が不足、肌は栄養不足を起こしやすく、老廃物もたまりやすくなります。
さらに、これにより「吹き出物」も出やすくなります。
消化不良や胃腸の調子が悪くなり、肌荒れを経験したことがある人は多いのではないでしょうか??
1日1食のダイエットがブームになりつつありますが、日本でも「あまり食べない食生活」を心がけている人は多くいます。
中でもビートたけし、福山雅治、ガクト、そして30年以上、「いいとも!」を休まず続けたタモリさんは、「1日1食しか食べない」と公言しています。
そもそも毎日3食を食べているのは人間ぐらいで、過酷な自然界では1日どころか、1〜2週間エサにありつけないことも普通にあるそうです。
人間と動物を比べるのは少し理論の飛躍かもしれませんが、自然界に身を置くと、餓死に対して抵抗力がつき、空腹になればなるほど、直感や行動力が研ぎ澄まされ、視覚、嗅覚、聴覚、そして瞬発力など、動物が本来持つ力を飛躍的に高めることができます。
食事回数を減らす時には、まず朝食を抜きやすいと思いますが、朝食抜きは肥満になりやすいこともわかっています。
通常、ヒトにはサーカディアンリズムといって、1日24時間の周期が働いており、体の中に生物時計が2つあります。
それが、光時計と腹時計です。
朝食を摂ることでサーカディアンリズムを整えているため、朝食を抜くと、この腹時計が狂ってしまい、飢餓状態と感じ、基礎代謝を抑え、脂肪をたくさん作ろうと働いてしまい、結果、太りやすくなります。
「腹8分(カロリー2割減)で医者いらず、腹6分(カロリー4割減)で老いを忘れる、腹4分(カロリー6割減)で仏に近づく。」といわれているように、痩せることにフォーカスするのでなく、いかに長生きをしていくかにフォーカスすることができれば、自然に痩せることができそうですね。
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