ガンの発症のリスクを抑える薬?!アスピリン!
錠剤を毎日摂取するだけで大腸癌の発症のリスクを抑える結果が出ている薬があります。
それがアスピリンと呼ばれている薬です。
アスピリンは医師の処方箋がなくても患者が薬局で直接購入できるいわゆるOTC(over the counter)医薬品の代表であり、解熱鎮痛薬として世界でもっともポピュラーな薬品の一つです。
アスピリンの本来の用途は炎症をしずめて腫れや痛みなどの症状、関節炎や痛風、片頭痛のほか、生理痛・歯痛・腰痛さらには手術後の鎮痛目的で使用される解熱鎮痛薬です。
またアスピリンは心筋梗塞や脳卒中といった、命にかかわる病気を引き起こす原因になる血栓などのつまりなどにならないように手軽に飲むことで血液をサラサラにする効果があります。
そのアスピリンを1日1錠継続して服用すると、ガン発症リスクを減らせられることが判明しているのですが、アスピリンを継続摂取することで発生する副作用とガン発症リスクの軽減効果を比較して、アスピリンをガン予防薬として使用できるのかどうか、医療業界が注目しています。
しかしメリットのあるものには必ずデメリットがあります。ここではメリットとデメリットについて触れていきます。
アスピリンのメリット
- 薬局で購入することができる
- 心臓発作、脳卒中の予防
- がん発症のリスクを抑えることができる
- 生理痛から歯痛まで痛み止めとしての万能性がある
アスピリンのデメリット
- 消化管(胃など)からの出血という副作用のリスク
- 出血性胃潰瘍を起こす可能性が増える
- 出血性脳卒中のリスクが高まる
アスピリンの臨床結果
ここで最新のアスピリンによる医療結果を数値的に表したものを掲載します。
- アスピリンを10年間にわたって服用し続けた人では、大腸ガンになるリスクが35%、(死因を問わない)死亡のリスクが40%、食道ガンおよび胃ガンになるリスクが30%、食道ガンおよび胃ガンで死ぬリスクが35~50%低下していた。
- 仮に50~65才の人が全員10年以上にわたってアスピリンの服用を続けた場合、ガン、脳卒中、および心臓発作になるリスクが男性では9%、女性でも約7%減少すると推算される。 総死亡率も20年間で4%下がるという計算になった。
- アスピリン常用によるこれらの効果を引き出すには、1日あたり75~100mgのアスピリンを50~65才のうちに服用し始め、少なくとも5年ひょっとすると10年間は服用を続ける必要がある。
- アスピリンの常用を開始し始めてから最初の3年間は効果は現れておらず、死亡リスクが下がり始めるのは服用開始から5年目以降だった。
- その一方で、長期間にわたるアスピリン服用により、消化管(胃など)からの出血という副作用のリスクも増加していた。
- 10年を超えてアスピリンの常用を続けるのが有益かどうかは不明。
イギリスの癌研究機関のアスピリン服用に対する見解
イギリスのガン研究機関「Cancer Research UK」は、予防薬としてのアスピリンの効果を認めた上で「副作用を考えるとアスピリンをガンの予防薬として処方するには、どのような患者に処方しても大丈夫で、どのような患者に処方するのが危険なのか、より詳しい調査が必要だと思う」と見解を述べました。
また発言として「あくまで個人的な見解ですが、50歳から64歳までの全ての人はアスピリンの服用を考え始めた方がいいと思います。もちろん、処方を受ける前に医師に相談し胃出血のリスクを調査するのが大前提です。私はアスピリンによるメリットが副作用のリスクを上回るものだと思っています」という考えがあります。
日本のアスピリンに対する研究
日本では国立がん研究センターが研究を行い、アスピリンにより大腸がんの前駆病変であるポリープの再発リスクが約40%減少したことが判明しています。
解熱鎮痛薬として知られる「アスピリン」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めています。
臨床試験は、日本医療研究開発機構の支援で、2015年10月に始まっています。
計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40~69歳の7000人が対象です。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる癌になる可能性が高い層に向けてアスピリンの効果を調べています。
まとめ
アスピリンの服用に対して海外の文献には前向きなものが多く見られます。
日本国内でもこれからさらに実験が成功したならばアスピリンの服用は加速していくことになると思われますがやはり癌にならないために最も気を付けなければならないことは日頃の食生活からです。
日頃の食生活を具体的にどう変えればいいのか??
ご紹介します。
体の自然治癒力を高める方法のご提案
マクロビオテック
マクロビオテックとは三つの部分からできています。
「マクロ」は、ご存じのように、大きい・長いという意味です。
「ビオ」は、生命のこと。生物学=バイオロジーのバイオと同じ語源です。
「ティック」は、術・学を表わします。
マクロビオティック実践の基本は、まず「食」です。動物性のもの、特に肉はあまり食べず、無農薬・自然農法の穀物や野菜を中心とした食事をとります。
野菜は原則として、その土地・その季節にとれるものを食べるようにします。
例えば、玄米ごはんを中心に、わかめと油揚げの味噌汁に、野菜のいため煮やきんぴらなど、旬の野菜のおかずを添えていただきます。おかずを食べすぎないで、食事の半分はごはんなど穀類にすることも大切なポイントです。肉類の他に、大型の魚や卵、乳製品、砂糖も控えるようにします。簡単に言ってしまえば『ベジタリアン』です。
ここでマクロビオテックの効果としてあげられるものを紹介します。
身体的には
・健康を維持し、体力を強化することができる。
・美肌をつくる。健康的にダイエットできる。
・よく眠れるようになる。
・体質改善ができる。(便通、にきび・吹き出物、冷え症、体臭など)
・よい体質を子どもに残すことができる。
・成人病を防ぎ、老化現象を和らげる。
(糖尿病や癌になる確率が下がる。血圧が正常になる。血行がよくなるなど)
などの効果を見ることができます。
この食事療法によって余命二カ月を宣告されたガン患者が半年で完治した結果も出ています。たしかに安くて大量に食べられることは魅力的ですがそれを求めるばかり失われることについてもう少し考えてみてはいかがでしょうか??
マクロビオティックについてもっと詳しく知りたい!!と思われた方に…
ヒントはこの本に書かれています。
10万人の読者に支持されてきたロングセラー本が、
いちだんと内容を充実させています。「食べもののもつ力で、より健康になり、病気を寄せつけないからだをつくる」というコンセプトです。
また「食べすぎがもたらす現代病を改善する」「子どもたちの“自由”と“自立”を尊重する食育を」の項目があるので子育てをしている方や健康が気になりだした年頃の方に是非とも読んでいただきたい本です。
体にいいものを摂ることで病気は抑えることができます。
是非無理せずに実践してみてください。外食の際の付き合い方など無理せず楽しくマクロビオテックを続けることができます。
マクロビオティック、はじめました
日々の暮らしの中で使いやすいレシピがこちらに書かれています。
からだの自然治癒力をひきだす「毎日のごはん」―おいしく食べて元気になるレシピ集
またこの記事では誰でも簡単に大腸がん予防できる食材を説明しています!
大腸がんのリスクを減らすこのおススメ食材は誰しもが食べたことのあるあの食材です!!
『大腸がん』を予防する意外な食材!
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