”北朝鮮”といえば日本人のもつイメージ像は拉致問題、マツタケ、金正恩...といったところでしょうか??
今回は北朝鮮を様々な理由によって”脱北”せざるえなかった脱北美人にスポットを当てその波乱の人生を紹介していきます。
韓国では脱北美女トーク番組が人気!?
韓国で今、脱北者が出演するバラエティー番組が話題を呼んでいます。
『いま会いに行きます』というテレビ番組で「脱北美女」と呼ばれる美貌の女性ら10数人がスタジオに集り、日本でいう『恋のから騒ぎ』風に脱北時の苦労などを語るのがこの番組の構成です。
当然、重い内容のシリアスな話題が多い中、北朝鮮での体験をネタにした爆笑トークや、各自が披露する平壌仕込みの歌や踊りが好評になっています。
しかし彼女たちの笑顔の裏には壮絶な体験があります。
”美人すぎる脱北者”として日本でも注目されたヨンミさんのお話をまとめていきます。
美人すぎる脱北者「パク・ヨンミ」さんの波乱の人生
大学に通う傍らでジャーナリストとして世界に北朝鮮の真実を伝えているヨンミさんは13歳の頃に脱北をし韓国にたどり着くまでに4年間かかったといっています。
脱北を果たしてからも中国で脱北者は見つかれば強制送還されるため隠れて4年間過ごしたそうです。つまり生まれてから17歳になるまで彼女は”自由”がなく最も苦しかったと話しています。
北朝鮮では歌いたい歌を歌い、話したいことを話す自由がありません。
恋愛の本や歌や映画はなく、全ては独裁者キムに関する思想の宣伝しかありません。
北朝鮮の人々は今この瞬間も自由を求めながら死んでいます。
私の友人の母親がハリウッド映画を見て人前で公開処刑されたのを見ました。
北朝鮮にとって国外の情報はすべて悪であり世界の中心は北朝鮮であることを国民に訴え国として洗脳活動を行っているのが実態です。
危険な思想を含む映画をみると”公開処刑”。しかしそれでも見てしまうのは北朝鮮に娯楽が全くなく感情としてあるのが”飢え”と”いつ殺されるのか”という恐怖だけなのではないのかとヨンミさんの話からわかります。
目の前で人が死んでいるのが当たり前で”飢え”ても食べ物がないからカエルやトンボ、昆虫、腐ったご飯を少女が”生きるために食べる”...日本では考えられない状況ですが日本からわずか1000キロほどの場所ではあたりまえになっている光景です。
北朝鮮に育った私にとっては死んだ人を見るのは普通のことでした。
金正恩が権力の座につくと映画を見た罪で1日に80人も処刑しました。
韓国に入った時は同じ世界で人々がこんな暮らしをしているなんて想像できませんでした。
最も幸せなことは自由でいられることです。私は自由なのでなんでも話すことができます。
いつか北朝鮮の人々が自由になる日が来ると信じています。
ヨンミさんの考える最も幸せなことが”なんでも話すことができる”とおっしゃっていたのが印象に強く残ります。20代の大学生がいえる言葉の重みではありません。
そんなヨンミさんのスピーチはこちらで見ることができます。
彼女の発信してくれる情報を私たちも”見る”ことができる自由を幸せに感じましょう。
彼女の壮絶な体験は本にもまとめられています。
近いようで遠く、私達には想像も付かなかった北朝鮮の生活の様子がリアルに描かれている本です。
過酷で非人道的な金政権の現状が伝わってくるこの本を是非一読をしてみてはいかがでしょうか??