事件を解く鍵は現場に必ず残されていることから現場を保存するために黄色のテープで状況証拠を鑑識と呼ばれる役職の人が事件解決につながるヒントを探すのはごく一般的に用いられる捜査手法です。
そんな当たり前の捜査手法からかなり離れた捜査方法として位置付けられているのが”超能力を使った捜査”です。今回は透視捜査が実際に行われているのか、どのような仕組みで行われているのかをまとめていきます。
超能力とは??
超能力は通常の人間にはできないことを実現できる特殊な能力のことで、今日の科学では合理的に説明できない超自然な能力を指すための名称、具体的に超能力とされる現象として、例えば「手を触れずに物を動かす」、「人の心を読み取る」などの能力が挙げられており、種類に応じて名称が与えられている。
事件を透視することで怪事件を解決?!超能力捜査の実態!!
日本で超能力を使った捜査ができると多くの日本人に信じられているのは不定期で番組化されていた”FBI超能力捜査官”の影響ではないだろうか??
この番組はFBIに所属する超能力捜査官が日本の未だに解決されていない事件を超能力を使って解くというものだが、まずFBIは米国以外での活動ができないので番組に出てくる人物は一定以上、超能力に理解はあるが登場から嘘をついていることになる。
この時点でテレビから流される情報が都合のいいように編集されている可能性が大きくなる。
またFBI自体に超能力調査官といった役職がないことからも世界で最も優れている探偵集団が超能力捜査に頼ることはないことを裏付けているためガセであると言える。
真相として最も正しい説は状況証拠を組み合わせて考える力が優れていること、催眠術や心理学に長けておりこれらの能力を駆使して上手く演出をしていることになる。
このことから超能力による透視捜査は不可能だが超人のように発達した頭脳を用いて状況証拠から新たな発見をすることによっていかにも透視をしたような演出ができるということになる。
世界を見回しても情報弱者として島国である日本人だからこそ通じる嘘か本当かギリギリをついた視聴率を上げるためのテレビ局のいい餌だという見解が多いのが実情だ。
海外の友達にこのことを話すと”日本人はこんなことを全国放送で見ているのか”と驚かれることがある。
それでもどこか信じてしまうのは日本のテレビ局が緻密に組み上げた結果なのだろう。
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