訪れる者をかならず迷わせる魔の“渋谷駅”。
そんな迷宮に魅せられた男・田村圭介が『マツコの知らない世界』で紹介されました!
渋谷駅の模型まで作ってしまう彼の渋谷駅愛をご覧ください!
プロフィール
名前 : 田村圭介
生年月日 : 1970年
出身 : 東京都
職業 : 一級建築士、昭和女子大生活科学部環境デザイン学科准教授
経歴
1995年に早大大学院理工学研究科建設工学(建築)修了し、3年後の1998年にベルラーヘ・インスティテュート・アムステルダムを修了します。
1998~99年はUN Studio勤務し、99~02年にはFOAジャパン勤務時し「横浜港おおさん橋国際客船ターミナル」の設計・監理を担当しました。
専門は建築計画・意匠です。
自身の田村研究室で渋谷駅に関する研究活動を行なっており、2009年には渋谷駅の変遷の模型をshibuya1000にて発表しています。
その後も渋谷駅の模型やドローイング、映像、テキストを発表しており、渋谷駅に関する研究の第一人者といえます。
渋谷駅に魅せられた男・田村圭介!
元々建築関係の仕事をしていた田中さんが渋谷駅に魅せられ、研究を始めたのは1997年からでした。
渋谷駅を研究するきっかけになったのは、ブラブラと渋谷駅を歩いている時に、ふと「渋谷駅の空間構成ってどうなっているんだろう?」と思ったことだそうです。
幼い時より渋谷駅にはお世話になっていたそうですが、よく考えても全体像がまったく見えず、建築のプロとして恥ずかしと感じたのだといいます。
田村さんは直ぐに図書館や書籍で資料を集め、ようやく渋谷駅の空間構成を把握することができたそうです。
より一層渋谷駅の魅力に取り憑かれた田村さんは、渋谷駅のこれまでの軌跡を辿るようになり、さらに研究に没頭していきました。
日本の迷宮!?渋谷駅の凄さ!
渋谷駅を訪れた方は分かると思いますが、駅の複雑さは日本でもトップクラスです。
首都圏でも新宿・池袋に次いで3番目に利用者の多い巨大ステーションで、度重なる増築を重ね続けた結果、9層にも渡る巨大な駅になっています。
その複雑さから“9層の迷宮”の異名を持ちます。
少年にとっては遊び心をくすぐられますが、通勤で急いでるサラリーマンたちには強敵ですね・・・
そんな渋谷駅の乗り換え経路は128通りもあるというのだから驚きです。
地上4階の銀座線から地下5階の東横線まで、9層の中に9路線が入り組む渋谷駅は、127年の歴史を持ち、空間把握を困難にするその構造は、まさに攻略困難なダンジョンを彷彿とさせます・・・
渋谷駅に関する本を出版⁉︎
そんな渋谷駅に魅せられた男・田村さんは、渋谷駅の魅力が詰まった本まで出版しています。
2013年に発行された『迷い迷って渋谷駅 日本一の「迷宮ターミナル」の謎を解く』では、渋谷駅がどのようにして出来たか、これからどうなるか、現在どうなっているのかを、渋谷駅に特徴的な谷地形、形態の変化、複雑な内部空間に着目しながら書かれており、渋谷駅好きだけでなく、建築関係に興味のある方にオススメの一冊です。
ここまでくると田村さんの渋谷駅愛の強さがようわかりますよね。
しかし、なんと彼の愛情は本だけに止まりませんでした!
3Dで巨大渋谷駅の模型を作成⁉︎
なんと田村さんは3Dプリンターを駆使して、巨大な渋谷駅の模型を作成することにも成功しました。
研究を始め、少しずつ渋谷駅の全容が明らかになっていく内に、田村さんは「形にしたい」という想いを抱きます。
最初は古写真などをもとに、2次元の図面を描き起こしていきますが、「模型にすれば新たな発見があるかもしれない」と3次元に着手します。
しかし、3次元となると時間と労力がかかりなかなか上手くいきません。
そんな時、田村さんは3Dプリンターという画期的な機械に出会います。
3Dプリンターを駆使した田村さんは、ついに渋谷駅を再現することに成功するのでした。
本当に渋谷駅が好きなんですね・・・!
本を書くだけでなく、模型まで作ってしまうとは驚きです!
渋谷駅に訪れる際は是非構造にも注目して歩いてみてくださいね!
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