2016年1月24日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』。
そこで、日本が世界に誇る金山“菱刈鉱山”が紹介されました。
鹿児島県にある日本最大級の金山“菱刈鉱山”と、古より伝わる金の精錬方法をご紹介します。
世界に誇る金山“菱刈鉱山”!
『ザ!鉄腕!DASH!!』が放送された2016年1月24日は、アメリカ・カリフォルニア州の川で大量の金が発見された「ゴールドラッシュの日」だということをご存知でしょうか?
あの世界の経済が大きく動いた“ゴールドラッシュ”が始まったのは、ちょうど168年前の1月24日だったのです。
黄金といえば、かつて日本も“黄金の国ジパング”と呼ばれていたこともあります。
日本でも大量の金が取れ、世界中の商人たちがこぞって日本を目指したと言われています。
実は、今もなお、日本が世界に誇る金山は存在するのです。
それが、鹿児島県伊佐市の菱刈地区東部にある菱刈鉱山。
日本最大の金鉱山で、金だけでなく、銀も産出するまさに夢のような鉱山なのです。
菱刈鉱山における産金量は年間国内産金量のほぼ全てを占めており、日本一の金鉱山とも言えます。
また、菱刈鉱山における推定金埋蔵量は250tと推定されており、日本国内の他の全ての金鉱山を軽々と上回っています。
2012年に新しい鉱脈が発見されるなど、まだまだ夢の詰まった鉱山なのです。
500年の歴史!?古より受け継がれし精錬技術!
鉱石などに含まれている金は大抵、銀や銅を始めとする不純物が混ざっています。
これらを取り除き、より純度の高い金を精錬するために金の製錬技術が発達しました。
江戸時代より行われている方法に“金銀吹き分け法”があります。
佐渡から広まった技術で、炭水を使用した炉の中で自然金を溶かし、鉛と硫黄を加え、浮かんできた硫化銀を束ねた藁で水をかけ、金を精錬するというものです。
この行程には10日以上の日数を要し、非常に地味な方法でした。
現在、菱刈鉱山で行われている製錬技術は、電気分解による精錬方法です。
溶炉に入れた鉱石に銅精鉱とケイ酸鉱、酸素を加えて溶かし銅にした後、電気分解することで純度の高い金を精錬するという方法です。
[ad#wildones]いつの時代も最高の鉱物とされてきた“金”。
いつかは自分で採掘したい物ですね!