日本人が行ってよかった海外観光スポット堂々一位のアンコールワット。
まだまだ秘密が多い遺跡として有名ですがアンコールワットの全容をわかりやすく説明していきます。
アンコールワット遺跡群ってどこにあるの?
アンコールワット遺跡群はカンボジアのシェムリアップという都市の北、広大なジャングルの奥深くにあります。
アンコール・ワットが建設された背景としてカンボジアで9世紀初頭から600年以上続いたといわれるアンコール王朝(クメール王朝)時代に、この王朝の歴代支配者の指示によって建造された数々の遺跡群のことです。
その周辺に散在しているのが、アンコール遺跡群といわれ、中でもひときわ大きいのが「アンコール・トム」と「アンコール・ワット」です。
観光する場合はこの2大遺跡を中心に、コースで見て回ることができます。
ツアーに参加してまわることもできるし、ガイドさんを雇って散策もできます。
”アンコールワット”と”アンコールトム”
「アンコールワット」と「アンコールトム」という二つの遺跡について説明していきます。
まずは”アンコールワット”から説明をします。
繊細さが光るアンコールワットの魅力
一番の魅力はその大きさにあります。とにかく巨大なこの寺院は30年という長い歳月をかけて作られたものです。内戦の時には、この寺院を要塞がわりに立てこもったこともあまりに有名な話です。
美しい建築様式は”クメール建築”と呼ばれています。
クメール建築は神のための宮殿は耐久性のある砂岩やレンガで、 人間である王の宮殿は自然の恵みを象徴する木造というように、分けて造っていたそうです。
日本の神社や寺院と似ている部分があり、長い参道を進んでいくと、少しずつ中心に近付いて行く形などは日本人には見慣れた作りになっています。
そして壁には”美しいレリーフ”が施されています。
精密なこの彫刻はまるで絵画の様で、今にも動き出しそうにも思えるほどの躍動感です。
かつてのアンコールワットの栄華を感じさせてくれるレリーフです。
アンコールワットの正面は西の方角に向いており、東から登る太陽に対して背を向けている遺跡です。
よく写真で見るのが”アンコールワット”ですね
太陽が昇るにつれて、アンコールワットのシルエットが浮かび上がる。それと同調して空とアンコールワット前に広がる水面の色が群青色から朱色に変化していく姿が実に綺麗です。
豪快さが魅力!?アンコール王朝最大の都、アンコール・トム
アンコール・トムは都市の名前で、内部に王宮やいくつもの寺院があります。
創建は1100年代後半から1200年代にかけてが中心ですが、一部に1000年代に建てられたものが含まれます。アンコール・ワットよりも遅い時期の遺跡は、徐々に装飾に粗さ、もとい豪快さが見られるようになります。
「アンコールトム」は周囲を1辺3km、高さ8mの城壁に囲まれていて、その中心に位置するのがバイヨン寺院。バイヨンは神々が住む須弥山の象徴とされています。
石の細工や彫刻もとても細かく芸術的です。お昼は階段を登って中に入れるようになるので、自然と調和した周りの景色を楽しむことができます。
樹齢300年のガジュマルが寺院を包み込んでいる姿はまるで”天空の城ラピュタ”です。
場所によっては鳥の足のように見えたり、大蛇のように見えるこれらガジュマルは、空気中に露呈した根を垂れる性質によります。
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