元関脇・貴闘力といえば野球のスター軍団・読売巨人軍を揺るがした”野球賭博”と同様に賭博問題で解雇された相撲界きってのギャンブルスターです。
相撲とギャンブルがどっちも大好きでどっちも極めようとした結果、相撲界をクビになり手元に残ったのは借金だったといわれています。
そんな元関脇・貴闘力が陥ったギャンブル依存症とはどのようなものかを貴闘力を例にしてみていきます。
新弟子時代、「月収1万円か2万円」のころ、先輩の馬券を買いに行った際に余ったお金で初めて買った馬券がなんと大当たり。
「5000円が、何と40万円になった」。ここからギャンブルにはまり、マージャン、カジノなど、数々の種目に手を出していったのです。
ギャンブル依存症は精神疾患のひとつです。ギャンブルを渇望する、ギャンブルをしたいという衝動を制御することができず、四六時中ギャンブルのことを考えます。ギャンブルをし続けるので借金など社会生活上の問題が生じているにもかかわらずやめられない、といった状態が繰り返され負のスパイラルに巻き込まれていくのです。
貴闘力は5000円が何にも努力をせずに40万に変化したという強烈な印象から抜け出すことができず、周囲から借金をしてまでつぎ込むようになったといいます。最も儲けた時はオーストラリア巡業中、カジノで5500万円勝ったそうです。
この5500万円勝ったという成功体験が更にギャンブル依存症を加速させていきます。
通常ここまで行くとその他の精神疾患も併発しますが貴闘力がギャンブル依存症だけで済んだのは相撲に本気で熱中していたからだと推測できます。
貴闘力は「ギャンブル依存症の特徴として、勝った時のイメージしかない。負けている額は何十倍も負けている」と告白し、彼は実際5億以上負けています。
勝ったイメージしかなければお金が手元にあればそれはギャンブルをやりますよね、だって勝てますもん。
あまりのギャンブルにのめり込む貴闘力を見て義理の父である大鵬親方から「頼むからギャンブルはやめてくれないか」と言われ、借金を肩代わりもしてくれた時にギャンブルをやめようと決意しますが、禁断症状で不眠症、幻視などに悩まされ本業である相撲の成績はドンドン下向していきます。
1年たったころ、ある人から「ちょっとぐらいいいじゃん」と誘われ、再びギャンブルの道へ走り、現役引退後は野球賭博にも手を出し、相撲協会解雇、離婚と転落していったのです。
人生のすべてを失った彼はギャンブルをしないように1日16時間働き、ギャンブルをすることのないよう節制して暮らしています。
ギャンブルをやめるにはギャンブル以外で没頭できる趣味を見つけることが重要であることがわかります。
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ギャンブルを確率論で見てみるとどんな世界で勝っていかなければならないのか頭で理解することができるので是非ギャンブルにはまりそうな方は読んでみてください。
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