飢餓に陥り反乱を起こしている民衆を見て『パンがなければケーキを食べればいいのに』と発言したと言われているマリー・アントワネット。
フランス革命によって波乱の人生を閉じた彼女ですが、実は彼女の部屋にはからくりがあったことをご存知でしょうか?
今回は、マリー・アントワネットの部屋に隠されたからくりを紹介します。
[ad#wildones]ヴェルサイユ宮殿 マリー・アントワネットの部屋に隠されたからくり扉!
ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿で、フランス絶対王政の象徴的建造物だといわれています。
かのマリー・アントワネットはヴェルサイユ宮殿に住んでいたのですが、彼女の部屋“王妃の寝室”には、あるからくりが仕掛けられていました。
実は、“王妃の寝室”にある王妃のベッドの後ろ側には、2つの隠し扉がついています。
ベッドに向かって左奥の隠し扉の奥には、小さな部屋が3つあり、その3部屋を抜けると、“牛眼の間”があります。
この3つの部屋は、王妃の私的な用途と侍女の為に作られた小さな部屋で、読書や瞑想をする際にも使用されました。
隠し扉の先にある廊下は、王妃の居殿と国王の居殿を結ぶ通路です。
宮殿建築当初はなかったのですが、17世紀に入り、徐々に付け足されました。
[ad#wildones]マリー・アントワネットの命を救った隠し扉!
実は、この廊下のおかげでマリー・アントワネットは一度命を救われているのです。
1789年10月6日、暴徒が宮殿内に侵入した際、マリー・アントワネットはこの小さな隠し扉を通り、逃げ出すことが出来ました。
この扉をくぐり廊下を通ると、王妃の私的な生活と勤めのために使用されていた12の小部屋にも行くことが出来たのです。
中世に建てられた宮殿には、隠し扉や隠し部屋が数多く存在します。
時間がある方は、是非一度、実際に訪れて見学してみてくださいね!