40年の歴史に幕。こちら葛飾区亀有公園前派出所が連載終了

こち亀が2016年9月17日発売の週刊少年ジャンプ42号で連載終了することが発表されました。

漫画史上最多の全200巻を創刊した伝説の漫画”こち亀”。こち亀が連載された頃、少年誌を読み始めた１０歳の少年は今や５０歳….

40年もの間休載した回数は０回と多忙なスケジュールで休載が度々ある漫画界ではまさにレジェンド級です。こちら葛飾区亀有公園前派出所の全２００巻は最近、週刊少年ジャンプで連載が終了した人気漫画のナルトブリーチ暗殺教室ニセコイの合計冊数よりも多いというから驚きです。

作者の秋本さんは「40年も連載されることは作家にとってうれしいところ。いつまでも描きたい気持ちもある。これでスパッと切れるわけではなく、時々(ジャンプに)遊びに行くくらいでもいいかもしれません。今後の展開は未定。次の作品の構想もあります」と連載終了を宣言した際の会見の中で語っています。連載終了について秋本さんは、「200巻を迎える2016年ですね。終わるかな？と迷っていました。おめでたい時に終わるのが一番かな？と考えた」とコメントしています。また自身の言葉で連載完結の理由を伝えたかったという秋本さんは「最近では作品が完結しそうになるとネットでバーっと流れちゃいますよね。幸い『こち亀』は1話読み切りで、いつ終わるかはわからないので、よかったなというところはあります」「以前、嘘の最終回を描いたことがあったんですが、そのときは本当に読者に泣かれて。200冊描けば（1日1冊で）200日楽しめますし、読者も納得してくれるかなと思って、今日のおめでたい日に作者の声で『こういう理由で』と話そうということになりました」と会見を開いた理由を明かしています。