老後資金2000万円を20代から貯め始めるためのロードマップ

老後資金2000万円が必要とした金融庁の報告書がなぜか炎上しました。

個人的にこの金融庁の出したレポートに感謝しています。
おかげで、20代の僕は本気で資産運用に取り組む機会をもらいました。
もしかしたら20代でこの金融庁の老後資金への問題提起がなかったら絶対に向き合っていなかったからです。

それでは20代から資産形成を堅実に行う方法を勉強した結果からシェアしていきます。

このブログの結論としては

世界中に分散したインデックスファンドを積立投資して長期間保有することで老後資金を確保することです

僕が自身の資産運用をする決意を固めた、また参考にした本は以下になります。
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立投資術
ウォール街のランダム・ウォーカー
LIFE SHIFT100年時代の人生戦略
インベスターZ

まず始めに老後資金として国に支払われていく年金についてみていきます。

老後資金に2000万円を貯めるためのインデックスファンド攻略方法

インデックスファンドとは?

株式投資の世界は知らない単語だらけで正直新参者は抵抗感を感じてしまいますよね。
老後資金2000万円を貯めるために使う”インデックスファンド”という言葉さえ抵抗感を感じるのではないでしょうか。

インデックスファンドとは「投資信託」の一種です

では、そもそも投資信託とはなんのことでしょうか。

投資信託とは…
投資信託とは、私たち投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品のこと

つまりプロにお金の運用を任せて、値上がりした際の利益を分配してもらいます。
ただし、運用がうまくいかなかった場合は損をすることがあります。
投資信託は元本が保証されている金融商品ではありません。

投資信託は少額からたくさんの銘柄に分散投資でき、現在日本には約6000本もの投資信託が存在します。

つまり投資信託を開始するには、この6000を超える銘柄から投資先を選ぶ必要があります。

どの投資信託へ投資するのかは、結論からいうと買うのは「インデックスファンド」だけです

インデックスファンドとは各種指数(インデックス)に連動する運用成果を目指す投資信託です。各種指数は多くの場合、「市場平均」を表しています。国内外の株式・債権・不動産など主要な各資産クラスにはそれぞれインデックスがあります。
インデックスファンドはこれらインデックスの動きに連動するように運用されており、例えば国内株式のインデックスファンドが1日で5%上昇すれば、インデックスファンド(国内株式連動)も5%値上がりします。

投資信託のメリットとしては3点あげることができます。

投資信託のメリット

投資信託のメリット:少額から購入できる

投資信託は、証券会社によっては100円から始めることができ、非常にハードルとしては参入しやすいと感じています。

投資信託のメリット:たくさんの銘柄の株式から分散投資ができる

投資の基本は、リスクの分散です。例えば、あなたが買った株式の会社が倒産した場合、その会社の価値はなくなり、資産としての価値はなくなります。
そうならないように資産をいくつかに分けて、リスクを分散させるのです。

投資信託は何千種類の銘柄があり、簡単に分散投資が可能です。

投資信託のメリット:運用する金融機関が破綻しても資金が守られる

投資信託は販売会社、運用会社、信託銀行という3つの金融機関が運用に携わっていますが、そのいずれかが破綻としても投資額に関わらず投資した資産は制度的に守られる仕組みになっています。

詐欺グループの手口では、様々な「儲かるファンド」の話をしてきます。
例えば年利15%でリターンがある和牛ファンドなど…

”今世界では和牛の価値が高まっています。有名人の〇〇さんも投資していただいています。我々のファンドに投資していただければ、必ず大きなリターンをお約束します”

こんな感じで言いくるめてきますが、このような投資ファンドと違い、投資信託はお金が守られるので安心してお金を預けることができます。

投資信託のデメリット

投資信託のデメリット:持っているだけで手数料がかかる

投資信託には手数料がかかります。

①購入時手数料
②運用管理費用(信託報酬)
③信託財産留保額

この中でも②運用管理費用(信託報酬)は投資信託を持っている間、毎日かかる手数料になります。
毎日かかるため、長期保有した利益のリターンを減らす要因になっています。
そのためインデックス投資では②運用管理費用(信託報酬)が出来るだけ低い投資信託を選ぶことがとても重要になってきます。

①購入時手数料と③信託財産留保額についてかかる手数料に関しては0%のインデックスファンドが存在するため、これを選べば手数料がかかることはありません。

投資信託のデメリット:すぐに大儲けできない

投資信託はギャンブル性が少ない投資であるため、宝くじやFXのような儲け方はできません。大きな利益を上げるには何十年という時間を重ね、投資を積み重ねていく必要があります。
ただし、インデックスファンドは長い時間をかければ、着実に資産形成をすることができます。
それもインデックスファンドはほとんど手間をかけずに可能です。

インデックス投資におけるオススメの資産配分

インデックス投資における最終的な成果は資産配分(アセットロケーション)でほとんど決まります。
つまり銘柄や投資タイミングで成果が決まるのではないのです。
つまりどのように資産配分を行えるのかがインデックス投資における成果を変えるため、資産配分について理解を深めることが重要です。

資産配分を決定する方法

オススメの資産配分を決める方法に「世界市場ポートフォリオ」という考え方があります。世界市場ポートフォリオとは世界各国の株式時価総額と同じ比率で資産配分を作るというものです。

世界市場ポートフォリオは「株式市場そのものが唯一絶対の効率的ポートフォリオである」という結論を根拠にしています。

これは「効率的市場仮説(市場価格はすべての投資家の知識と期待を反映しているという理論)」さえ正しければ最も効率的なポートフォリオは世界市場ポートフォリオにたどり着くことが数学的に証明されています。

例をあげると
「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」というインデックスが国内株式・先進国株式・新興国株式を含めた世界市場ポートフォリオそのものです。

以下100万円を投資した場合の期待値をまとめたものになります。

 

国内債権 国内株式 先進国株式 新興国株式 期待リターン 最大リターン 最大損失
世界市場ポートフォリオ 0%  10%  80%  10%  5.4万円  43.3万円  32.5万円
10% 9% 72% 9% 5.0万円 39万円 29.1万円
20% 8% 64%  8% 4.5万円 34.8万円 25.8万円
30% 7% 56%  7% 4.1万円 30.6万円 22.5万円
40% 6% 48%  6% 3.6万円 26.5万円 19.3万円
50% 5% 40%  5% 3.2万円 22.6万円 16.2万円
60% 4% 32%  4% 2.8万円 18.9万円 13.4万円
70% 3% 24%  3% 2.3万円 15.6万円 10.9万円
80% 2% 16% 2% 1.9万円 13万円 9.3万円
90% 1% 8%  1% 1.4万円 11.6万円 8.8万円
100% 0% 0% 0% 1万円 11.8万円 9.8万円

インデックス投資における資産配分はこの表を見ながら個別に考えることをオススメします。

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