起業するなら自らの退路を作るのが最初の仕事|孤独な起業と向き合うために

こんにちは、ジュンヤです。

こんなツイートが僕のTLに流れてきました。
個人的にも腑に落ちる部分があり、このツイートの深掘りをしていきたいと思います。

 

私が若い人に言えるアドバイスは「退路を断つのは絶対ダメ。常に逃げ道が確保されてるか確かめておこう」ですね。どんな状況でも生き残れる成功した強者の「退路を絶って頑張った」を信じてもいいこと全然ないです。「兵站」は戦争の勝敗を分ける決定的要素なわけで。

<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>賢い人や成功している人が言っている「リスクを取ろう」をそのまま鵜呑みにして、考えなしに行動してリスクを取っちゃう人がいるんですが、リスクは管理しているから取れるのであって、管理できないリスクを取って意味なく事故るケースは避けたほうがいいと思うです。</p>&mdash; けんすう@アル (@kensuu) <a href=”https://twitter.com/kensuu/status/1160321611456602112?ref_src=twsrc%5Etfw”>August 10, 2019</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>

 賢い人や成功している人が言っている「リスクを取ろう」をそのまま鵜呑みにして、考えなしに行動してリスクを取っちゃう人がいるんですが、リスクは管理しているから取れるのであって、管理できないリスクを取って意味なく事故るケースは避けたほうがいいと思うです。

 

今回は「リスクは最大限排除してからリスクを取ろう」という内容のブログです。 起業しようとしている、起業を将来的にしたい方に向けて書いています。

 

 

【起業家は孤独】と言われるが何が孤独なのか?

Broken down young man 起業を志すとよく”起業家は孤独だ”みたいな話を耳にします。 当事者である私が、どういった点で起業してると孤独だなーと感じるのかを実体験からお伝えしていきます。

相談できる人が周りにいない

Outdoor consultation 起業家の苦しみを理解できるのは起業家だけと言われますが、まさしくその通りです。 フルスクラッチでプロダクトを開発しても理想の通りに開発は進まない、ユーザーが全くつかないなど当初想定していなかった様々な事案が発生します。 そこに売上を上げなければいけない、会社の残りの資産はいくらかを考えて行動をしないといけないなど胃がキリキルするイベントが大量発生するのが起業です。 VCから資金調達をしても、VCが完璧な相談相手として成り立つのかと言われると完璧ではありません。 僕の肌感ですが、完全に自分の悩みを理解してくれる相談相手は存在しません。 スタートアップなら共同代表がいれば、悩みを共有して薄めるというのも大事です。 しかし、他人はコントロールできないです。 例え、どんなに苦しくても一緒に頑張ろうという仲間がいても、いつの間にかいなくなるのはザラです。 替えの効かないポジションの人間がいなくなる場合、事業そのものの継続ができなくなります。 つまり仲間、共同代表でさえも、事業を諦めたらただの他人です。   それなら家族(嫁)に相談すればいい!!と考えるかもしれませんが、家族こそ一番起業に関する悩みを相談しにくい相手なのです。 だって売上上がってない話をしたら、家族は心配でピリッとした空気が家を支配します。 事業の悩みは常に自分が背負うしかないのです。

笑顔でよく笑っていた起業家の先輩が死んだ話

Death in a black hoodie with a scythe in forest お互いに起業家として夢や、作るプロダクトで世の中を便利にしたい!!と語り合っていた起業家の先輩がある日突然自殺をしました。 関係者から話をまとめると、資金繰りがうまくいかず、多額の借金を抱えていたという感じです。 僕はこの話を聞いたときに驚きました。 つい最近まで、なんとか食いつなげるぐらいにはやっていると話を聞いていたからです。 食いつないでいけるというお金の基準がかなりすれすれだったのかなと今になって思います。 逃げ場がなくなってしまったのか、どうして先輩の異変に気づくことができなかったんだろう??と考えましたが 「なんとかやっていけてる」という言葉から判断をするのはとても難しいことです。 先輩は大学時代から親しくしてもらっており、周りにはいつも友達で溢れるような人柄です。 多分会社員として働いていれば、ストレスはあっても、決断をする絶対量が減るため自殺をすることはなかったはずです。

起業する前にまずは就職活動を

個人的には起業をするのであれば、まずは就職活動をして市場における自分の存在価値を知るのがいいかなと思っています。 起業したとしても、一番いいシナリオで必ず成功できるとは限らないので、二つ三つくらいはカードを持っておくべきです。 これが冒頭で触れた「退路」です。 特に家族がいて起業するならなおのことです。 就職活動を起業前にすることで、自身の市場価値を知り、起業してダメだった時には「こんな道がそういえばあった」と思えるはずです。   最後にもう一度ツイートを掲載しておきます。  

私が若い人に言えるアドバイスは「退路を断つのは絶対ダメ。常に逃げ道が確保されてるか確かめておこう」ですね。どんな状況でも生き残れる成功した強者の「退路を絶って頑張った」を信じてもいいこと全然ないです。「兵站」は戦争の勝敗を分ける決定的要素なわけで。

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