なぜ日本で大麻使用は逮捕されるのか?先進国の大麻使用の状況は?

こんにちは、ジュンヤです。

今回はなぜ日本で大麻使用は禁止されているのか、そして日本以外の国、主に先進国は大麻使用をどのように改正し市民にとって大麻使用(マリファナ)はどのようなものに変わっていっているのかをまとめていきます。

個人的に個人間の売買をしない個人利用の大麻については賛成です。

大麻を利用して、暴力的になるなど問題行為を起こす人がいますが、そういった人はシラフでも問題を起こしていることがほとんどで、大麻利用と切り分けて考えるべきではないかと思っています。

本来のリラックスを目的とした嗜好品として、欧米各国では大麻が利用されています。

目がトロンとして、楽しそうです笑

 

目次

大麻(マリファナ)ってどんなもの??

大麻は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。マリファナとも。花から製造されたものをガンジャ、樹脂をチャラス、ハシシと呼ぶ。含有される約60種類のカンナビノイド、特にテトラヒドロカンナビノール (THC) には薬理作用があり、紀元前から用いられてきた。嗜好品、また医薬品として用いられ近年では医療大麻とも呼ばれる。喫煙、気化、飲食により成分を摂取することで用いられる。

大麻(麻)の繊維は、日本では古くからしめ縄、神事のお祓いの大麻(おおぬさ)などに用いられてきた。1912年の万国阿片条約を1925年に補足した際に、大麻が精神等に害毒を起こすことを理由に国際法上、流通や使用が制限された。1961年、麻薬に関する単一条約により輸出入だけでなく国内流通・生産、所持にも規制を求めるに至った。万国阿片条約の制定時より大麻の有害性は議論され続け、現在に至るまで様々な形で議論されてきた。21世紀に入り大麻の有害性の再評価を求める動きが強まっている。日本では大麻取締法により、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)の花や葉の許可のない所持、輸入は医療目的であっても禁止されており、医学的評価を行えない状況にある。

日本の大麻取締法

大麻取締法

日本の法律ではマリファナの所持・販売が厳格に違法とされています。また、1991年の大麻取締法改正により国外犯処罰規定が定められ、「日本国外にて大麻をみだりに輸出入・栽培・譲渡し・譲受け・所持等の行為を行った者についても、日本の法律による処罰対象」となりました。

大麻の所持・譲渡・譲受

5年以下の懲役。営利目的であれば7年以下の懲役。また、悪質性の高いものについては最大で200万円の罰金が加えられる。

大麻の栽培・輸出入

7年以下の懲役。営利目的であれば10年以下の懲役。また、悪質性の高いものについては最大で300万円の罰金が加えられる。

初犯での量刑相場

実際の刑期・罰金額の相場については、所持、譲渡、譲受の場合は、懲役6か月~1年で執行猶予3年程度になることが多いです。栽培して譲渡しようとしていた場合は、懲役1年6か月~2年で執行猶予3~4年程度になります。また、営利目的で輸出入をするといった大量の大麻のやりとりがあるような場合は、懲役3年以上と罰金150万円以上となることがあります。

大麻(マリファナ)が及ぼす身体への影響-最新の研究結果

・奇形の発生、衝動的な行動、大麻の吸引量が漸増するといった、激しい障害や習慣性はない。
・麻薬に特有の禁断症状などは認められない。
・大麻がきっかけになって、ヘロインなどの麻薬につながることはない。
・大麻は健康上は問題がない(タバコやアルコール程度かもしくはそれ以下のものである)

・身体機能の障害について決定的な証拠はなく、きわめて多量のマリファナであっても、それだけで致死量に達することは立証されない。
・人体に遺伝的欠陥を生み出すことを示す信頼できる証拠は存在しない。
・暴力的ないし攻撃的な行為の原因になることを示す証拠もない。
・医学的にはマリファナ摂取による身体機能の変化として、一時的なわずかな変化だが、脈拍が増加する。最低血圧がわずかに上昇し、最高血圧は低下する。
・目が充血し、涙の分泌が少なくなる。瞳孔がわずかに狭くなり、目の液圧が低下することがある。
・通常の摂取量ではマリファナの毒性はほとんど無視してよい。
・マリファナの使用は暴力的であれ非暴力的であれ、犯罪の源とはならず、犯罪と関係することもない。

-世界保健機構(WHO)による研究結果まとめ

WHOは人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関です。健康に関する全ての情報が集まっている機関の情報から大麻(マリファナ)利用は身体に大きな影響がないとしています。

薬物 = 危険 と認識としてなっていますが、大麻(マリファナ)は別枠のようです。

では実際に大麻(マリファナ)を初めて使用した人がどのようになるのか、Youtubeにある動画がこちら。

また下の大ヒットしたこのPVでは大麻(マリファナ)がいたるところに出てきます笑
いい曲なので、ぜひ聞いてみてください。笑
日本人がイメージする大麻(マリファナ)の利用する感じはこの雰囲気ですよね
実際は最初の動画のようにタバコと同じように嗜好品的に扱い、友達と喋ることがほとんどです

日本で大麻使用が禁止されている理由

日本で大麻が法的に規制されることとなったのは敗戦直後のポツダム命令です。

ポツダム命令とは「法律に変わる勅令」で間接統治を行う際に使われ国のルール、すなわち法律のようなものです。

このポツダム命令によって日本において大麻が麻薬と定義され栽培や所持が全面的に禁止されました。

しかし、日本において大麻は繊維素材や薬として日常生活に取り入れられており、ごく普通に栽培されていました。

新聞記事の内容でわかる通り、戦前の日本では喘息の特効薬として大麻が使用されていました。

生活に密着していた大麻文化を急に止めることもできないため、当時の農林省が中心となってアメリカと交渉し、大麻をその他の麻薬規制から独立させた「大麻取締規則法」を制定、栽培に関する免許制などが採用されました。

今でも日本では大麻栽培に関する免許を取得すれば大麻栽培が合法的に行えるのはこの「大麻取締規則法」を制定されているからです。

ではなぜアメリカが日本の大麻利用を禁止させたかったのか、その理由は単純でアメリカで合成繊維や化学薬品産業を成長させたかったからです。

科学技術の発達により石油や石炭を原料とする合成繊維や化学的に精製された薬品が登場し、今まで生活に密着していた「麻(大麻)」にとって代わられ、繊維原料が大麻から合成繊維に移ることで、製材業者や合成会社が設備投資を行うようになり、その結果経済が活性化するだろうと言うアメリカ政府の実験の検証がポツダム命令によって行われたのでした。

戦前の日本人の生活に密着していた大麻はこのようにして徐々に生活から排除されるようになっていったのです。

日本で増える大麻関連の逮捕者-大麻事件の摘発人数の推移(2018年)

2017年度、1年間の大麻事件の摘発人数が前年比472人増の3008人に上り、これまで過去最多だった2009年の2920人を上回ったことが12日、警察庁のまとめで分かった。7割以上を20~30代が占めており、同庁は「依存性がないという大麻に対する誤った情報や、覚せい剤に比べて低額で入手しやすいためではないか」とみている。
大麻事件の検挙件数も526件増の3965件で過去最多を更新。高校生の摘発は13年以降の5年間で約5倍に増加し、昨年は53人に上った。中学生は2人、大学生も55人だった。人口10万人当たりの摘発人数は20代が最多の9.4人で、30代6.8人、20歳未満4.1人が続いた。

2017年度の大麻事犯の逮捕者は若年層を中心に増加しており、中学生で2人、高校生で53人、大学生で55人が大麻事犯で検挙された。

ポツダム命令によって大麻使用が禁止され、戦後徐々に日本人の生活から大麻は遠のいていきました。それは使用に関する法律、大麻取締法がしっかりと機能していた証拠でもあります。

しかしグラフでもわかる通り、近年海外旅行が普及し、諸外国で大麻を簡単に入手できるようになってから大麻と日本人の壁は急激に低くなりました。

その結果、日本にいながら簡単に大麻を入手できるようになっています。

今では大麻を吸引し、高校生が捕まる大麻事犯も起きています。

また最近ではメディアが発達し芸能人の大麻使用による逮捕ニュースも頻繁にプッシュアップされるようになりました。

大麻使用摘発に関する芸能人逮捕者一覧

・田中聖(元KAT-TUN)

人気アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー、田中聖(こうき)。2017年5月24日、車の運転席と助手席の間の床に大麻を所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕された。

・高樹沙耶(益戸育江)

2016年10月25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を数十グラムを所持していたところを、大麻取締法違反の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕される

・内田裕也

1977年、大麻取締法違反で逮捕(起訴猶予処分)。
1983年、ウドー音楽事務所に包丁を持って押し入り、銃刀法違反で逮捕。泥酔状態で、「外国人ばかり使うな」などと叫んでいた模様。
2011年、元交際相手の女性に復縁を強要。さらに、女性宅の玄関の鍵を付け替えて侵入などをしたとして、同年5月13日、強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕。

・萩原健一

1983年、大麻取締法違反(所持)で逮捕。1年間の謹慎。
1984年、酒気帯び運転による人身事故で業務上過失傷害で逮捕
2004年10月、交通事故を起こし業務上過失致傷罪で現行犯逮捕
途中降板となった主演映画の出演料をめぐってプロデューサーに脅迫電話をし、2005年2月、恐喝未遂容疑で逮捕。

・桑名正博

1977年、麻薬取締法違反容疑で逮捕。懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受ける。
1981年、19歳女性への強制わいせつ致傷容疑で逮捕。後に示談が成立し、不起訴処分となる。同年12月にも、大麻パーティーで大麻を使用とした大麻取締法違反容疑で取り調べを受け、容疑を認める。

・長渕剛

1995年1月24日、大麻取締法違反で逮捕。この時、国生さゆりと不倫していたことが明るみになる。3月16日に起訴猶予処分となる。

・錦野旦(にしきのあきら)

1977年、大麻取締法違反で逮捕。

・井上陽水

1977年、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕。懲役8ヶ月、執行猶予2年の判決が下る。

・研ナオコ

1977年 大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕(後に起訴猶予処分となった)。これにより約半年間芸能活動を自粛。

・YOU THE ROCK★(ユウ・ザ・ロック★)

2005年10月18日、大麻取締法違反(所持)で懲役8ヶ月執行猶予3年の判決が下る。
2010年2月10日、大麻取締法違反(所持)で逮捕。同年5月12日、懲役8ヶ月の実刑判決が下る。

・いしだ壱成

2001年8月20日、大麻取締法違反で逮捕。同年9月7日、家宅捜索の結果、自宅からLSD が発見され、麻薬及び向精神薬取締法違反で再逮捕。その後、同年11月2日、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決が下る。

・DJ KATSU(Hilcrhyme ヒルクライム)

DJ KATSUこと、斉藤桂広。
2017年12月1日、新潟県内で大麻を所持していたところ、静岡県警に逮捕された。
2009年に発売された代表曲「春夏秋冬」は、100万枚以上を売り上げる大ヒットを記録している。

・清水健太郎

デビュー前、自動車事故による業務上過失致死で罰金刑。
1983年、大麻取締法違反(所持)で逮捕。起訴猶予処分。
1986年、大麻取締法違反(使用)で逮捕。懲役1年、執行猶予4年。
1994年、覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕。懲役1年6ヶ月の実刑判決。
2004年、覚せい剤取締法と麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕。懲役2年4ヶ月の実刑判決。
2008年、自動車運転過失致傷と道交法違反(ひき逃げ)で逮捕。懲役7ヶ月の実刑判決。
2010年、覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕。懲役1年10ヶ月の実刑判決。

・中村耕一(元JAYWALK、J-WALK)

1977年、大麻取締法違反(所持)で逮捕。同年8月22日に懲役1年6ヶ月、執行猶予2年の判決が下る。
2007年6月8日、乗用車内にアーミーナイフを所持していたとして、同年12月28日、銃刀法違反容疑で書類送検。
2010年3月9日、路上に止めた乗用車内で、覚醒剤を所持していたとして覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕。同年5月12日、懲役2年、執行猶予4年の判決が下る。
2011年3月10日、JAYWALKを脱退。

・美川憲一

1977年10月、大麻取締法違反で逮捕。
1984年、大麻取締法違反で二度目の逮捕。懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決が下る。

・カルーセル麻紀

2001年(平成13年)9月、大麻とコカインを自宅に隠し持っていたとして、大麻取締法、及び麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕。何れも不起訴処分。

・ラッパーD.O

・ラッパーUZI

・ラッパーAmateras

大麻使用を解禁した国一覧(2018年9月現在)

合法 非犯罪化 非合法
アフリカ 南アフリカ・スワジランド・モロッコ・ナイジェリア・ガーナ・リベリア・セネガル
アジア イラン・イスラエル 日本・中国・韓国・タイ・ベトナム・フィリピン・カンボジア・シンガポール・マレーシア・インドネシア・モンゴル・インド・パキスタン・サウジアラビア・エジプト・イエメン・オマーン・シリア・トルコ
ヨーロッパ オランダ・スペイン・チェコ・ ロシア・ベルギー・ポルトガル・ドイツ・スイス・イギリス・キプロス・フィンランド・スウェーデン・オーストリア・デンマーク・イタリア・フランス ルーマニア・ウクライナ・ベラルーシ・ノルウェー・
北アメリカ アメリカ(州によっては違法)・カナダ
中南米 ウルグアイ・チリ・コロンビア ボリビア・アルゼンチン・メキシコ・パラグアイ・ペルー・ブラジル・コスタリカ・ドミニカ・ジャマイカ プエルトリコ・パナマ・ニカラグア・グアテマラ・キューバ
オセアニア オーストラリア(州によっては違法) ニュージーランド
日本人は「大麻取締法の国外犯処罰規定」により、大麻合法国でマリファナを使用しても日本の法律によって罰せられる可能性があります。

合法な国で大麻を楽しんだとしても、SNS等に写真をアップするなどはやめましょう。

日本では大麻使用は犯罪行為にあたり、いらぬ嫌疑がかかる可能性があります。

大麻使用を解禁した国の動向

①:アメリカでは大麻合法化賛成・支持派のが合法化反対派より多い

FT_10.24.14_marijuana-01

出典:Pew Research Center ”February 2014 Topline and Survey Methods”

【1969年時点】

大麻合法化賛成:12パーセント

反対:84%

その後、マリファナに対して好意的な人は増加の一途を辿り、

【2014年】

大麻合法化賛成派:52%

反対派:45%

②:若い世代ほど大麻合法化を支持

FT_Marijuana_Bothered

出典:Pew Research Center ”February 2014 Topline and Survey Methods”

・世代別の大麻合法化支持率

1928~45年生まれ・・・大麻合法化支持:32%

1948~64年生まれ・・・支持:50%

1965~80年生まれ・・・支持:54%

1981年以後生まれ・・・支持:65%

支持政党や民族によっても支持不支持が明確であり、共和党支持者(保守的)では31パーセント、ヒスパニック(スペイン系。カトリックが多く保守的)では39パーセントしか支持していません。

③:コロラド州は大麻完全合法化後、大麻関係の税収が急上昇中

出典:Colorado Dept. of Revenue; Graphic by Kevin Hamm, The Denver Post

2014年1月1日から大麻使用が完全合法化されたコロラド州は、同年に85億円の税収入を得た。

特に嗜好用途・レクレーション目的のマリファナ(赤い折れ線グラフ)による税収が増えている。

④:大麻はアルコールやヘロインよりはるかに安全

イギリスの精神医学者デイビッド・ナット氏の共同研究により。

同氏らが算出した「薬物危険性スコア(青=使用者本人への害悪度 赤=周りの人間への害悪度)」によれば、大麻は危険性:20と、アルコール:72 やヘロイン:55よりはるかに危険性が低い。

⑤:コロラド州、2016年には年間220億円の税収がもたらされた。4年で3.5倍

・大麻合法化を扱ったドキュメンタリー

初年度60億円ほどだったコロラド州の大麻による税収はその後どんどん増え、2016年には220億円になった

出典:CNBC”Colorado economy: Low unemployment, high pot sales”

⑥:大麻使用が犯罪を促すというデータはない

いわゆる「ゲート(入口)理論」として、犯罪につながる可能性が指摘されている大麻使用。

や今合法化に反対する人びとはこのゲート理論を持ち出して合法化に反対しているが、テキサス大学ダラス校のロバート・G・モリス、マイケル・テニャック、J. C. バーンズ、トミスラフ・コバンジックら4氏による研究レポートでは「大麻の合法化が犯罪の増加を促すことはない」との結論が下されている。

研究では1990年~2006年まで実に17年間分のデータにわたって、殺人や強姦、強盗、暴行、押し込み強盗、窃盗、車泥棒など7種類の各犯罪の犯罪率の増減が調査された。

結果、大麻の合法化が殺人と暴行を上昇させることはないとの結論が得られた。

⑦:コロラド州は大麻合法化後に犯罪率が10.6%低下した

2012年の大麻合法化以後、コロラド州の首都デンバーでは犯罪率が10.6パーセント低下した

性犯罪や殺人といった暴行罪は5パーセント、自動車強盗といった器物損壊罪は11パーセント、それぞれにおいて減少したとのこと。

必ずしも大麻合法化と犯罪率低下とのあいだに直接的な因果関係が認められるわけではないが、一般のイメージ大麻=犯罪とは大きくことなる。

⑧:大麻合法化が青少年の大麻使用増に及ぼす影響は小さい

マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置く研究機関、全米経済研究所(National Bureau of Economic Reasearch:NBER)が大麻合法化と青少年の大麻使用増減に関する研究結果を公表した。

これは、コロラド大学・オレゴン大学・モンタナ州立大学の研究者からなるチームがコロラド州など医療大麻が合法化されている16州を1993年から2011年の範囲で追跡調査したもので、その結果、大麻合法化によって青少年の大麻使用が増加することは認められず、大麻合法化と青少年の大麻使用増との関連性は否定された。

「今回の結果は、医療用大麻の合法化によりティーンエイジ層の大麻使用が増加したという仮説と一致していません。統計から導かれる結論は、合法化による影響はごくわずかでありほとんどゼロと言っていいようなものです」と研究チームはコメントしている。

マリファナを実際に摂取した人の感想

40代男性:オーストラリア

「アルコールのように二日酔いで気持ちが悪くなることはないし、誰かを傷つけたいと思うこともない。むしろ世界中の人間に幸せが訪れるといいな、なんて考えるようになる。マリファナとアルコールの二択だったら、健康を考えてもちろんマリファナを選ぶよ」

20代男性:イギリス

「イギリスはマリファナの使用や所持は非犯罪化されているし、自分でも育てているよ。友人と集まってマリファナを吸うことが多いかな。タバコはやらない。タバコは体に悪いからね。マリファナを友人たちと吸っていると、いつもみんな大笑いしているよ。喧嘩になることもないし、意識が飛ぶこともない。でも、マリファナを吸ってアルコールを大量に摂取することは避けている。アルコールだけでも意識が飛ぶからね。」

10代女性:イタリア

「中高生になると大半の友達はマリファナを経験するわ。中には小学生の頃から使用している人もいるくらい。未成年が使用することには賛成できないけど、成人が使用するのはいいんじゃないかしら?マリファナを使用して危険な目にあったことはないわ。中にはマリファナを使用して車を運転している人もいるけど、それが原因で事故になったとは聞いたことがないわ。個人的には反対だけどね。とにかくハッピーになれるから私は好き。」

20代男性:日本(国籍はフランス)

「両親が日本人だからマリファナに対して悪いイメージを持っていたようだけど、フランスに住むようになってから変わったと言っているよ。両親はマリファナを吸わないけど、僕が吸っているのは知っている。特に怒られないよ、マリファナによる身体への害がほとんど無いってことを知っているからね。マリファナの影響で幻覚をみるなんてことはあり得ないね。感覚が鋭敏になって、音楽が美しく聞こえたり、他人に対して温かい感情を持てる気がするよ。マリファナが悪いって言っている人たちは、マリファナ研究の論文とかを読んだことがないんでしょ?何も知らない人たちが無責任に否定的な意見を喚き散らすのはどうかと思うよ。」

20代男性:台湾(中国)

「台湾はマリファナが厳格に取り締まられているけど、ワーキングホリデーでオーストラリアに行ったときに初めて試してみたんだ。だってヨーロピアンはほとんどマリファナを吸っているし、日本人たちだって男はみんな吸っているよ。なんていうか、すごく眠たくなった。あとから聞いたら初めてのマリファナだったし、オーバードーズ(過剰摂取)だったということがわかったんだけど、それからは自分にあった量で楽しんでいるよ。マリファナを吸うようになってからは、アルコールはほとんど飲まなくなったよね。台湾もマリファナを合法化して欲しいよ。」

30代男性:オランダ

「オランダはずいぶん昔からマリファナが合法化されているけど、僕はあまり吸わないんだ。マリファナを吸うと思考がスローになる感じがして、それが好きじゃない。だけど仕事が激務で疲れた時なんかはマリファナを使うよ。といってもオイルだけどね。CBDってやつさ。ストレスが和らぐし、頭をリセットすることでまた明日から頑張ろうって思える。もしオランダがマリファナ非合法となったら悲しいかな。そんなことはあり得ないけどね。」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です