日常のあらゆる場面で決めることを求められている私たちは一度自信を失い優柔不断に陥ってしまうとさらなるストレスを感じる負のスパイラルにはまってしまいがちです。
しかしシンプルに考え「何にYES」といい「何にNO」というのか、そのための判断基準を持っておくことが決断をする技術だと私は考えます。
優柔不断を克服するためにどんな判断基準を持っておいたほうが役に立つのか。今回は具体的な話と共に3つ紹介します。
的確な意思決定をするためにはまずよくない意思決定をもとに進めていることをやめること
本当に自分にとって何が必要かを理解しているのか?
昔の中国のことわざに『熱いお茶が飲みたければ、まず茶碗を空にせよ』というのがあります。
これは冷めたお茶の入った茶碗に熱いお茶を注いだところで受け皿にこぼれてしまうということです。
つまり今何かやっていることをやめなければ代わりに良いものが見つかることはないということです。
やり慣れたことをやめることには勇気がいりますがそれが安全で確かな方法となります。
二兎を追って二兎しとめることができるのはそれまでの経験値がすでに目標を達成するのに十分だった人かよほど運が良かった人の二択です。
よくない意思決定とは役に立たないとわかっていても惰性で何かを続けてしまうことです。
しかし新しいことをやることよりも馴染んだことのほうが安全に思え慣れたほうをやり続けてしまうのです。
不確かなことに基づいて決断をためらったり中途半端な意思決定をしたりせずに常に的確な意思決定をするには冷静な頭と熱い心の両方を働かせることです。
ではどのようにして的確な意思決定をするのか、それにはまず『実際的な問い』と『内面的な問い』を自分自身にします。
ほとんどの人は『内面的な問い』をして終わってしまいがちです。
この『実際的な問い』はすなわち『自分にとって本当に必要なことなのか?』ということです。
必要なことにこたえるためには選択肢が必要です。この意思決定をする上で肝心な最初の部分が欠けてしまっている人が多いように思えます。
必要なことを理解した時にどんな選択肢があるのか?
例えば身近な例をあげれば夕食を何を食べれば自分にとって的確な意思決定であったとおもえるのか?
その場の思いつきで食材を買い調理する、これを分解してみてみると『内面的な問い』しかしていないことになります。
では『実際的な問い』をする時にどんな問いを自分にしてあげられるのか?というのが選択肢を増やすポイントです。
情報が多ければ多いほどたくさんの選択肢を作ることができます。
ここで私の考える『実際的な問い』は『振り返ってみた時に自分が何をすれば後悔がなかったのか?』と考えることです。
自分のしたいという欲求に負けて必要なことをしない、これが『内面的な問い』だけの正すべき箇所となります。
考え抜いているのか?
これはよくビジネスの場面で使われるなぜ?を突き詰めていくところに起因します。なぜこれをするのか、なぜこれをするとうまくなるのか、といった風に最初に決めたことを実行したとしたら何がどうなっていくのか?そこまでを考えることができれば決断するということができるはずです。
決断するためにはまず自分の中である程度未来が想像できること、それを繰り返していくことで的確な判断と共に優柔不断は解消されると思います。
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