スラムダンクを全巻読んだ人に読んでほしい!メンバーのその後…

 

スラムダンクというスポーツ漫画至上最高作品の続きを見たい人は多いだろう。

 

作者は違えどスラムダンクの続きを書いている人がいる。

 

http://blog.livedoor.jp/jungle123/

 

湘北高校メンバーがあの試合のあとどうなっていくのか??

 

それを想像のみで書いているのですが

 

そのクオリティがえげつなく高いです。

 

そして今まで書き続けていらっしゃるので

 

空いた時間によんでいれば3ヶ月以上は読み続けることができます。

 

頭の中に湘北メンバーの活躍や

 

セリフがふと蘇ったりとなんとも幸せな感覚に浸れるので

 

是非とも読んでもらいたいブログです。

 

 

以下に転載しておくので一緒にファンになりましょう!!

 

秋 湘北高校体育館――――

「チューーーッス!」

三井寿の声。

右手にバッシュを、左手に何かのプリントを持っている。

「チューーーーーッス!!!」

「チューーーーーッス!!!」

三井に挨拶を返す1年生たち。

三井、ニヤリ。

「お、なかなか元気な挨拶だな」

そのまま、ボールカゴに向かって歩いていく。

その背中を見つめる1年生。

桑田 「三井さん、やけに嬉しそうだな」

佐々岡 「何かいいことでもあったのかな」

石井 「あのプリントに何か秘密があるのか…?」

三井、壁ぎわに座り、バッシュの紐を結んでいる。
終始ニヤついた表情。

「チューーーッス!!!!!」

続いて宮城リョータ登場。

やはり何かのプリントを1枚。

「チューーーッス!!!」

「チューーーッス!!!」

すかさず挨拶を返す1年生。

「オウ、いい声だな」

宮城もニヤリ。三井と同じような顔。

桑田 「まただ…。あの不気味な笑顔」

佐々岡 「そして、片手には謎のプリント」

石井 「あれに秘密がありそうだな、やっぱり」

続いて

スーーーーーーー。

3人の横を流川が通る。

桑田 「流川…」

佐々岡 「あ、流川もプリント持ってる」

(ニヤリ顔じゃないけど)

「よし」

石井が流川のもとに駆け寄る。

流川 「……?」

石井 「そのプリント、なに?」

流川 「ん?」

桑田、佐々岡も駆け寄る。

桑田 「三井さんと宮城さんも持ってたよね、それ」

佐々岡 「同じやつなの?」

スッ

流川、無言でプリントを差し出す。

石井が受け取る。

桑田と佐々岡が覗き込む。

「…………!!!!!????」

そこには、こう書かれてあった。

国民体育大会
バスケットボール競技少年男子
神奈川県メンバー

石井 「こ、国体…!!?」

桑田 「神奈川県……」

佐々岡 「これって…」

3人の背後から宮城。

「神奈川選抜のメンバー表だ」

「……!?」

振り返る3人。

宮城の横に三井が来る。

「まあ、当然といえば当然だが、俺達が選ばれた」

佐々岡 「か、神奈川代表……!!?」

石井 「先輩たちが選ばれたんですか!!?」

桑田 「スゲー!! カッコイイ!!」

三井、ニヤリ。 「バカヤロー、当然だ、当然」

宮城、ニヤリ。 「イチイチ驚くことじゃないだろ?」

「ふぅ…、やれやれ」

流川、ボールをとり、コートに入っていく。

桑田 「スゲースゲー、神奈川の代表メンバーかあ」

佐々岡 「ところで、他には誰がいるんだ?」

石井がプリントを広げる。

3人、メンバーリストを確認。

4.牧 紳一   (海南3年/184cm/G)
5.藤真健司   (翔陽3年/178cm/G)
6.高砂一馬   (海南3年/191cm/C)
7.三井 寿   (湘北3年/184cm/G)
8.花形 透   (翔陽3年/197cm/C)
9.長谷川一志  (翔陽3年/190cm/F)
10.神 宗一郎  (海南2年/189cm/F)
11.宮城リョータ (湘北2年/168cm/G)
12.仙道 彰   (陵南2年/190cm/F)
13.福田吉兆   (陵南2年/188cm/F)
14.清田信長   (海南1年/178cm/G)
15.流川 楓   (湘北1年/187cm/F)

「……………。」

石井 「す、すごい……」

佐々岡 「牧、藤真、仙道も…、すごいメンバーだぞ、これ」

桑田 「もしかしたら、優勝候補になっちゃうかも」

驚きの表情でメンバー表を見つめる3人を、
ニヤリ顔で見つめる2人。

三井 「フッ、俺の足を引っ張りそうな奴は一応いないかな」

宮城 「まあまあの面子っすね」

ニヤリ顔の2人を、
呆れ顔で見つめる1人。

流川 「どあほう」

石井 「でも……」

桑田 「ん?」

石井 「このメンバーで、みんな試合に出られるのかな…」

改めてメンバーを確認する桑田。

「牧紳一、藤真健司……」

佐々岡 「PGには、県を代表する両巨頭が…」

ピク!

宮城 「あ?」

桑田 「い、いや…。ちょっと厳しいかな、って……」

佐々岡 「メンバーがメンバーだけに……」

宮城 「なんだ? 俺は出られねえってのかよ」

石井 「いや、そんなわけじゃなく……」

3人 (やばいぞ、へんな地雷を踏んでしまった…)

三井 「フッ。事実だ、事実」

ギラ!

宮城 「なに笑ってんだよ、三井サン。アンタだって怪しいぜ」

三井 「!?」

宮城 「同じシューターの神がいる。仙道が2番に入る可能性もある」

三井 「あ? そいつらより俺が下だとでも言うのか?」

宮城 「事実でしょ、事実」

ピク!?

三井 「なに?」

石井 「ちょ……」

佐々岡 「なんだか、よくない感じになってきたぞ…」

三井 「宮城…、テメエ」

宮城 「なんすか?」

桑田 「ちょっと、2人とも…」

バッシイイイイ!!!!!!

バッシイイイイ!!!!!!

桑田 「……!!?」

ハリセン2発。

三井 「ってえ……」

宮城 「痛たた…」

もちろん彩子。

「ハイ、ケンカはおしまい」

宮城 「彩ちゃん……」

三井 「テメエはいつも先輩への礼儀ってモンが…」

(はぁ…)

彩子、ため息。

「神奈川選抜に選ばれるほどの選手なんでしょ?
つまらないことでケンカしない!」

三井・宮城 「…!!!?」

――神奈川選抜

三井 「そう、俺こそは神奈川最強シューター、三井」

宮城 「俺は神奈川ナンバーワンガード、宮城」

ガッシイ!!!!

肩を組む二人。

「神奈川選抜だ!」

彩子 「はいはい」

彩子の後ろで微笑む晴子 「ふふっ」

1年生トリオ 「ホッ……」

(さすが彩子さん。助かった…)

晴子 (桜木君、湘北から3人も選抜メンバーに選ばれたよ)

湘北高校

三井寿、宮城リョータ、流川楓

神奈川選抜へ
[ad#wildones]