北斗晶の生存率は50%!?癌のステージ別の生存率!!!

元女子プロレスラーの北斗晶さんは2015年に乳がんが見つかりました。

がんは右脇のリンパにまで転移しており、医師からは“5年生存率は50%だ”という告知をされました。

 

 

今回は、北斗晶さんの乳がんのステージ生存率について、また、“5年生存率”について、がんの進行具合を表すステージ毎に見ていきます。

 

5年生存率とは?

5年生存率”とは、がんについてよく使われる言葉です。

“5年生存率”という言葉を聞くと、多くの人が「5年後にがんが完全に治っている割合」と勘違いしますが、少し違います。

正しい意味は、「がんの治療開始から5年後生存している人の割合」のことです。

この中には、がんが再発せずに生存している人と、再発したものの生存している人が含まれています。

 

つまり、がんが完治する可能性とは限りませんし、必ずがんが原因で死んでいるとも限りません。

 

 

なぜ“5年”・・・?

5年”という期間が使われているのにも理由があります。

 

一般的に、治療でがんが消えてから「がんの再発」がみつかるのが、おおよそ5年程度なのです。

そして、5年が過ぎても「再発」が確認されなければ、「治癒した」とみなされるのです。

 

「再発」とは、治療によりがんを取り除いた後の検査で、再び残ったがんが見つかることです。

治療により残ったがんは成長が早いため、多くのは場合は5年以内で検査で見つかる大きさになるわけです。

 

 

がんのステージ

がんは、進行度合いによって“ステージ”で分けられます。

ステージには、0IIIIIIIVの五段階のステージがあり、IVが最も進行しているという意味です。

 

このステージは、がんの大きさリンパ節への移転の有無他の臓器への移転の3の要素を考慮して分類されています。

ちなみにこの分類はTNM分類と呼ばれ、国際的な規約として使われています。

原発腫瘍 T0 腫瘍なし
T1〜T4 がんの大きさ、浸潤の程度により、各臓器別に分類
リンパ節転移 N0 リンパ節転移なし
N1〜N4 リンパ節転移の程度により、各臓器別に分類
遠隔転移 M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり

 

 

がんのステージ別5年生存率・治療法

I期

がんのステージがI期であれば、5年生存が80〜90%を超えます。

早期発見が出来れば、生存率は格段に高くなりますが、少しでも転移が見られれば、ステージが上がってしまいます。

リンパへの転移の有無がI期とII期の違いだと言えます。

 

II期

II期の5年生存率はI期と同様80〜90%程度です。

安心は出来ないものの、生存率は高い数値となっています。

 

I・II期の治療法はいずれも外科手術です。

この段階でがんが見つかれば、生存率はかなり高くなります。

定期的に診断へ行くことを心掛けましょう。

 

III期

III期の5年生存率は約69%です。

II期に比べると大きく下がったことが伺えます。

 

III期のがんの場合、がんの状態によって手術化学療法のいずれか、もしくは併用をします。

 

IV期

IV期の5年生存率は約32%です。

やはり、がんが進行すればするほど、生存率は著しく下がってします。

 

IV期になると手術は難しく、化学療法放射線療法になり、このまま進むと助からない可能性は大幅に大きくなります。

北斗晶のステージと生存率は?

北斗晶さんのがんのステージはII−bです。

ステージ自体はII期であるため、5年生存率は80〜90%なのですが、今回、北斗さんは医師から「5年生存率は50%」だと宣告されました。

 

この数値はIII期のものとほとんど同じです。

つまり、II期の中でも、かなりIII期に近いことが伺えます。

乳がんが右脇のリンパに転移していると言われていますが、おそらくこの転移がかなり大きかったのでしょう・・・

 

 

昔、プロレスのリングで暴れ回り、“デンジャラスクイーン”とまで言われた北斗さん。

あの頃の活躍を見たことがあるだけに、がんに負けず、早く元気になって欲しいです・・・!
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