地球温暖化に伴って全国の海水温が上がってきているのはニュースを通してご存知の方も多いと思います。今回クローズする東京湾は東京、千葉、神奈川に囲まれている湾ですがここの海の中の状況が温暖化が叫ばれる前と随分変わってきています。
そんな東京湾の変化をレポートします。
東京湾では海藻が全く生えない白骨化現象が起きている?!
東京湾といえば日本の首都の東京から南に行くとつくことができる湾ですが日本で最も謎な海域とされています。それは調査が一番されていない海域だからです。
灯台下暗しということでしょうか?
なかなか調べられることがない東京湾の海底は今白骨化現象が進んでいます。
白骨化現象とは”岩場に本来生えるはずの海藻が生えずに岩肌があらわになること”です。
別名”磯焼け”とも言います。
10年前の東京湾には海藻がそこらに生えていたのですが温暖化の影響からその姿がほとんど見ることができなくなってしまっています。
その証拠として本来いるはずのない南洋の魚が東京湾にうようよいるうのです。
確認された南洋の魚を上げていくと
メジナ
カエルアンコウ
サンゴ
カンダイ
ツノダシ
などが確認されています。
サンゴ礁は暖かい海に分布する代表的なものなのですが冷たい東京湾にサンゴ礁ができ始めていると考えるとダイビングスポットになってしまうんでしょうか??
南の海の生物 ハナデンシャが東京湾に?!
ハナデンシャとは南の海に住むウミウシの仲間です。
体長10~15センチとウミウシのなかでは大型です。
ハナデンシャは危険を察知すると青白く発光し、鮮やかな赤や黄色の斑点を持っていることから「花電車」の名が付いています。
ダイバーだけが参拝できる海底神社が神秘的!洲崎神社をご存知ですか??
水深15mほどのところにあるこの海底神社はダイバーでしか訪れることができないスポットです。
鳥居の横には絵馬も飾られていて本格的です。
ダイビングの安全潜水祈願している人が多く、この神社が建てられた目的は海難・水難祈願の神社なので納得です。
この洲崎神社周辺の海域はダイビングスポットとしても人気があり、様々な魚群やコブダイ、マンボウとも出会うことができます。8月には運が良ければジンベエザメも見ることができるそうです。
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