中年太りのメカニズム!ダイエットをする前に読んでほしいこと

中年太りのメカニズムを具体的に説明していきます。

中年と呼ばれる年齢になると、もっとも顕著に現れるのが、「基礎代謝の低下」「筋肉量の減少」です。

基礎代謝量とは、何もしなくても消費されるカロリーのことですが皆さんはしっかりとこのエネルギーの消費度合いをご存知でしょうか??

 

基礎代謝とは筋肉や内臓が自然に活動するのに使われるカロリーで、1日で消費するすべてのカロリーの6割~7割がこの基礎代謝量にあたります。

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「年齢とともに同じ生活、同じ食生活でも最近太りやすくなってきた・・・」と感じるのは、基礎代謝の低下によるカロリー消費量の違いによるものです。

一般的に加齢に伴って基礎代謝量は低下します。

それは活動時のエネルギー代謝量が低くなることにもつながりますので、結果的に総エネルギー消費量(24時間相当)も加齢に伴い低下するのです。

「学校で部活しなくなったからそのせいで太った・・・」ということはないということです。

この基礎代謝量、ピークはなんと14歳です。

そこからどんどんと基礎代謝量は減少していきます。

食事摂取基準2005年度版に示されている日本人の年代別基礎代謝基準値によれば、「最近の日本人の基礎代謝のピークは、女性は12~14歳、男性は15~17歳でそれからはただ落ちる。」のだそうです。

 

「何も変わらず若い頃と同じように生活していたら食べる量は増えていなくても太る」ということはおわかりいただけたかと思いますが、具体的にどれくらい基礎代謝が減って、どれくらい太ってしまうのでしょうか?

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基礎代謝が低下して余ったエネルギーが脂肪として蓄積された場合、単純計算では男性0.4kg、女性0.3kgの脂肪が1年で増えることになります。

こうして年々少しずつ余ったエネルギーが脂肪になって蓄積すると、増加した体重を維持するためのエネルギーを考慮しても30歳になるころには男性で4.kg程度、女性で3kg程度40歳になるころには男性は7.kg程度、女性は6kg程度も18歳の頃よりも脂肪が増えてしまうことになるのです。

実際には増加が気になりだして少しずつ食べる量を減らしたり、食べ物の好みも変わったりしますため、もう少し緩やかな増加になる場合が多いです。

しかし、厚生労働省の基準体位の変化を見ても、20代→30代で男性では平均体重が5kg増え、女性では3kg増えているため、この試算結果は妥当なところではないでしょうか。

 

いずれにしても、全く同じ生活をしていつと10年、20年と年齢を重ねる毎にどんどん太りやすくなっていってしまうわけです。

非常に悲しいことですが、避けようの無い現実なのです。

 

基礎代謝量(kcal)というのは、「睡眠中ではなく覚醒状態で命を保つ(心臓、口からの呼吸、腎臓の様々な機能、体温や筋肉の緊張の維持等)ために必要なミニマムなエネルギー消費量」のことです。

「たくさん筋肉を付けて基礎代謝量を上げましょう!」という言葉があると思うのですが、1kg筋肉が増えたとしても、1日で13kcalがあがるだけです。

「筋肉を増やせば基礎代謝が高まってダイエット効果がある!ダイエットはまず筋トレから!」 というのは、嘘ではありませんが、あまりにも大げさな話です。

筋肉の量による基礎代謝の差はとても小さく、基本的に基礎代謝は体重次第。

ちょっと筋肉質でも、体重が軽くなれば基礎代謝も低くなるし、逆に太ってさえいれば基礎代謝も高くなります。

 

実は、糖質制限やカロリー制限といった無理なダイエットや健康法があなたを老けさせます。

数字だけに捉われたカロリー制限や糖質制限を行うことが、「老化」を促進させるのです。

生活環境と食生活で老化の度合いは変わります。

「飲んで食べて、エネルギーを日々取り入れ、排泄する・・・」

このサイクルが正常な程、健康で、常に新しい素肌や素髪が誕生します。

 

やはり加齢に伴って食べる量を調節することが大事となってくるのですね。

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