本当は怖い!グリム童話版『シンデレラ』!

ディズニー映画などでお馴染みの『シンデレラ』。

この夏には実写版としても放映されますよね。(『この夏必見!ディズニーが贈る実写版シンデレラ!』)

そのストーリーに感動し、「自分もあのようになりたい」と思った女性は多くいるでしょう。

しかし、グリム童話の『シンデレラ』は、想像以上に残虐で怖い物語だったのです!
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王道!!ディズニー版『シンデレラ』

ディズニーの『シンデレラ』といえば名作中の名作ですよね。

意地悪な継母からいじめられ、どん底の生活を送っていたシンデレラが王子と結婚し、幸せになるという話・・・

 

そんなディズニー版の『シンデレラ』のストーリーをもう少し詳しく紹介します。

 

昔々、シンデレラという美しい女の子が立派な屋敷に住んでいました。

シンデレラの母が亡くなると、父は新しい女性と結婚し、その女性の連れ子である2人の姉がやってきました。

しばらくして父が亡くなると、継母は本性を表し自分の二人の娘だけを可愛がり始めました。

シンデレラは召使いとして扱われ、継母とその連れ子である姉二人から日々いじめられていました。

 

そんなある日、城で王子の花嫁選びのための舞踏会が開かれると、姉たちは綺麗に着飾って出掛けていきました。

意地悪な三人はシンデレラに仕事を押し付け、シンデレラは舞踏会に行くことが出来ませんでした。

悲しみにくれ泣いているシンデレラを助けたのは妖精の老婆でした。

魔法の力に助けられたシンデレラは準備を整えますが、12時に魔法が解けるため、それまでに帰ってくるようにと忠告されます。

 

シンデレラは、美しいドレスを着、ガラスの靴を履いて、カボチャの馬車に乗りお城を目指します。

舞踏会に到着したシンデレラは、その美しさから王子に見初められます。

王子と夢のような時間過ごしていたシンデレラですが、12時の鐘が鳴ると、焦って階段にガラスの靴を落としたまま帰ってきてしまいます。

 

王子はその靴を手掛かりにシンデレラを探し、ついにシンデレラの住む家までやってきました。

シンデレラの落とした靴は、姉の二人を含め、シンデレラ以外の誰にも合いませんでした。

そして、ついにシンデレラの足に靴が・・・

 

もちろんガラスの靴はシンデレラの足にぴったりとはまります。

シンデレラは王子に見出され、妃として迎えられ、末永く幸せに過ごしました・・・。

 

というのが、ディズニーのストーリーです。

 

しかし!

 

グリム童話版の『シンデレラ』は、想像以上に残酷な話だったのです!

残酷なグリム童話版『灰かぶり姫』

グリム童話版でも話の流れは大方同じなのですが、ディズニー版にはないその残酷さは大人をも怖がらせるほどです。

それではグリム童話版『灰かぶり姫』のストーリーを紹介してきましょう。

 

シンデレラは、継母と2人の姉に召使のような扱いを受けていました。

部屋すら与えられなかった彼女は暖炉の中で眠るしかなく、いつも灰をかぶっていたため、「灰かぶり(シンデレラ)」と呼ばれていました。

 

そんなある日、王子が花嫁を選ぶため、三夜連続で舞踏会が開催されることに。

シンデレラは舞踏会に参加することを願いますが、継母たちに意地悪をされ、行くことが出来ません。

 

悲しんだシンデレラは、母の墓のそばに生えていたハシバミの木にお願いをします。

すると、白い小鳥たちがシンデレラに美しいドレスと靴を持ってやってきます。

 

一日目は銀の靴を履き舞踏会へ。

その美しさから王子に見初められます。

しかし、12時の鐘が鳴ると逃げるように家へと帰ってしまいました。

 

二日目は金の靴を履き、またも王子と踊ります。

そして、一日目同様、鐘が鳴ると急いで帰りました。

 

そして、最終日。またもシンデレラは逃げ出します。

しかし、王子が階段にあらかじめヤニを塗っていたため、金色の靴が絡めとられてしまいました。

 

王子は靴を手掛かりにシンデレラを探し、ついにシンデレラの屋敷まで辿り着きます。

娘を妃にする絶好のチャンスだと喜んでいる継母に悪魔のささやきをしたのは、なんとシンデレラでした!

シンデレラは継母に「たとえ靴が小さくても、足が入ってしまえば今後一生豪華な生活が出来る」と耳打ちします。

もちろん、野心をむき出しにした継母の心に、この悪魔のようなささやきはすんなりと入っていきました。

 

なんと継母は「妃になれば歩く必要もない」と、ナイフで姉のつま先と妹の踵を切り落としたのです!

しかし、ストッキングに血が染み込んでいるのがすぐにばれてしまいます。

 

そして、もちろん最後の娘であるシンデレラには靴がぴったりと入ります。

王子は大喜びでシンデレラを花嫁に迎えました。

 

しかし、物語はここで終わりませんでした。

 

物語の最後、シンデレラの結婚式に図々しく参加した二人の姉は、シンデレラの両肩にとまっていた白鳩に両眼をくり抜かれ失明してしまうのです。

これに対してシンデレラは、当然の報いだという風にただ微笑むだけ・・・

 

ディズニー版では想像できない程、シンデレラは冷酷な心を持った女性なのでした・・・

 

 

意外と知られていませんが、『白雪姫』や『人魚姫』もグリム版では想像以上に残酷な話なんだとか・・・

やっぱり、昔の童話には怖い話が多くあったんですね・・・

 

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